DVDプレスをしないDVDはインターレース設定しか無理だというイメージが強いと思います。
インターレースしか作れない?
確かにEdiusなどの編集ソフトでは、タイムライン上にマーカーを打ったところをチャプターとして読み取り、ワンストップでメニューつきのDVDを作成可能です。
しかしこの方式の残念なことは、プロジェクト設定が30P(29.97P)や24P(23.98P)などになっていると、インターレース以外を選べないのです。
急いでいる時には、わざわざプロジェクト設定を59.94iなどに変更して、DVDをさくっと作ることがありますが、正式な納品にはあまり使いたくない方式です。
そもそも編集ソフト付属のDVDエンコーだーには細やかな設定が出来ないことが多いですが、特に大きな点はプログレッシブのDVDを作れるかどうかだと思います。(最新版で未検証)
いずれ60P(コマ)が当たり前に!
今やテレビもカメラもデジカメ、スマホさえ、インターレースって何?という状況だと思います。一時停止したときに出るシャギー(走査線)ってやつです。
かつて写真の組合せが動画です とかなんとかいうCMがありましたが、まさに1コマを表示するのに写真を一瞬で表示させる方が絵がキレイです。ましてや今は60コマで滑らかにする流れがいろんな業界にやってきています。
Youtubeもゲーム対応なんかで60Pもサポート済みです。4K60コマはまだ難しいようですがPCのH.265対応をみていても実現は時間の問題だと思います。
DVDをプログレッシブで
話を戻して。専用ソフトを使わなくても30分以内だとか、ディスク容量を気にする必要がなく、動きが激しくないものは、圧縮効率もインターレースもあまり意識せず、お手軽CBR、ワンパスエンコードで高レートにしておけば問題にはなりません。
やはり長時間だったり、動きが激しいものには、プログレッシブにして、VBRにして2パスエンコードをかけて、最適な映像配分をしたいものです。そしてそういうことに定評のあるツールを使うべきだと思う次第です。個人的には知る人ぞ知るTMPGEnc Video Mastering Works6でエンコード書き出しし、TMPGEnc authoring works5でメニューづくりなどのオーサリングをしています。
マスタリングした映像はDVDに最適化されており、再エンコーディングなしに、短時間で完成させられるので重宝しています。
その理由は、何百枚焼いた後にトラブルが判明したときに、別の専門家が聞きつけたときに、素人仕事だと鼻で笑われるような仕事はしてはいけないのだと思い、ツールだけは、良くて安いものを選んでます。(笑)
TMPGEnc Video Mastering Works6は、H.265の形式もエンコード可能です。
もっともプログレッシブのDVDは、とても古いマシンでは再生できないプレーヤーもあるので注意が必要です。 |