お客さん先でTVモニター出力しながら出張編集

映像制作の本格的なものに関わる人ならMAスタジオ編集スタジオ(ポスプロ)にお世話になった人は多いと思います。そうでなくてもクライアントが大きければ、接待も兼ねてあえて使うこともあります。しかしBGM,ナレーションといった仕上げ工程であるMAスタジオはともかく、編集のスタジオには行く機会が減ったような気がしています。

*写真は記事とは無関係です。(笑)

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スタジオ利用が減ってゆく

当たり前ですが、編集スタジオを使う時には、スタジオ代がキーになってきます。1時間いくらという時間計算を取るところが多いため、予算が少なければ少ないほど、無駄なダラダラ時間は致命的です。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-09-12-21-55-40当日オペレーターである編集マンの事前準備のため、早くから素材を持ち込んだり指示書だったり、段取りよくやるための判断材料などの準備をする必要があります。

しかしノンリニア編集が一般的になり、よほど内部構造を見せるということがない限り、CGを使うことがけっしてメリットだともいえなくなってきました。凝ったシーンが減ったと同時に、コマーシャルベースであってもスピードを優先する流れが出てきたように思えます。

関西大手の2番の指に入るスタジオで責任者に話をお聞きすることがありましたが、まさに、この流れは実態として起こっているようです。

カット編集なら4KすらノートPCで出来てしまうこともありますし、先進的な企業の新製品発表会はメディアや雑誌の次号を待たずとも、生中継で見られるようになっている今、情報のほとんどは、出すほうも見るほうもリアルタイムに向かっていることが解かります。

 

テレビをモニターにして共同で編集

ということで、お客さん撮影の映像素材を、お客さんの(ただの)大型テレビにHDMI接続し、音と映像を見ながら、2本の映像を編集しました。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-09-12-21-55-24業務用モニターでないとか、PC設定をいじらないと大型テレビ側に音声がうまく出ないとかはさほど関係なかったようで、無事、2本の編集が終わった次第です。

途中、現場の素材が足らないとのことでしたが、お客さんのPCに社からメールで送ってもらい、すぐさま反映出来ました。

この映像は会社のYoutubeチャンネルですぐさまアップされるとのことで(決裁権限がある)、出来上がった3分*2本の映像をFHD画質でレンダリング3分で終わらせて、お客さまのSDカードにコピーした時には、スタートしてから2時間経過していませんでした。

 色や画質、フォーマットにこだわりすぎて、ディスクが大きくなりすぎたり、レンダリングに時間がかかったり、自己満足的なフィルム調のグレーディングし過 ぎて小汚い画像になったり、SDカードに入らないような巨大な容量でハンドリングが悪くなるより、時間を短くしてお客さんに早く帰ってもらったほうが満足度が 高いということを、今日新たに覚えた次第です。(おねえちゃんに電話かけてたのが印象的)

 

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