自然と生きる農作業

30度を超えないように管理。
だから日中の窓の開け閉めが大切。

皮のまま食べられて種がないブドウがブームの今、この先駆けとなった品種 瀬戸ジャイアンツを作る岡山農家のシーン。

インタビューは続く。

ぶどうにはオモテウラがある。顔(オモテ)と呼ばれる方が大きく、小さいほうはウラとされ、箱詰めされるときには顔をむける

採取する際はもちろん、顔を傷付けないように気をつけながら茎にハサミを入れる。こだわりは土作り乳酸菌を年に4回うつ。土に注入すると病気に強くなる。サトウキビを葉面に吹き付けることで甘くなった。

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山梨の瀬戸ジャイアンツ

美味しそうに食べるレポーターの映像下に、岡山県 ももたろうの基準は、糖度16度以上、 重量15g以上/個 というテロップが表示された。

難易度の高い目標が設定されているだけでなく、全国に公開された分、責任もついてくる。ほんと偉大な仕事だと感じたとともに、高齢のおじいちゃんが元気だったことを見て、健康の意味がわかった気がします。

 そんなテレビ番組の取材を出先の大型テレビで見ながら、昨日、再度山梨からブドウが送られてきたことを思い出しました。そして今日、オリーブ農家さんからは、小豆島のオリーブ情報がやってきました。

 

ロザリオ・ビアンコ、甲斐路、オリエンタルスター

例年通りなら11月中旬から末にかけて収穫をスタートしますが、今年はいつもより早くなります。

寒暖の差が大きいので熟するのが早く、大慌てで収穫&搾油準備を始めており週明けには初搾りになりそうです。

10月中旬の収穫となると大幅な前倒しが必要。パートの手配含め、予定外の行動が必要。しかしオリーブの実の酸化はまってくれない。採取したらすぐに絞らないと、さらなる酸化がやってくる。こうして朝6時起きで毎日0時までの生活が続くのです。

 

農作業は大変、しかし喜びも大きい!

olive_image額に汗をかいて果実を得る というのは、ビジネスの王道のように聞こえますが、本来は農家が一番わかり易い。それは農作業自体が生きるための自然の営みそのものだからです。

日々農作業を休むことなく続け、肥料や土壌改良など何かしたからといってすぐに結果が返ってこない。雨風に日照条件と気温と栄養に目を配りながら、害虫と戦う。少数精鋭での体制が多く、眠たい・ダルイからといってフレックスや午前半休は使えない。

くる日もくる日も土に向かい、よりよい果実を得るため ひたむきに自然と戦う。もちろん自己との戦いも。だから木が応えてくれると嬉しさは半端ない のだと思います。

 

われわれの扱うフルーツの漬物

ふと、われわれが扱う人間からペットまでを健康にするフルーツのお漬物を思い出しました。土に混ぜると収穫量が20-30%アップし、甘みが増す。クスリでは出来ない命を持つ菌は、あらためて人間と共存しているということを教えてもらいました。

と同時に、ホワイトカラーとかブルーカラーとかブラック企業とかいう前に、農家を体験しなければ、本当の生きる意味や感動得られないのかもしれないと、農家への尊敬の念と、土いじりに思いを馳せた一日でした。

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