お絵かきで意図を伝える

告知用のポスターを作る必要が出来て、メインビジュアル(イラスト)、モデル、キャッチコピーなどたくさんの要素を入れたいと思ったのは良いけれど、どの順序で作業を進めていいかわかりません。

これは一部のモデルさんである学生さんの受験シーズンが被ることも、要因の一つですが、もう一つ大きな問題があります。

 

ディレクションの大切さ

人物のイラストが先にあがってきて、そこに実写を組み上げるのがいいのか、その逆がいいのか。

写真 2015-10-15 18 17 27写真はたくさんの人が集まる機会を思うと、原則一度きりなので、合理性を考えると先に写真なのでしょうが、集合写真なのか切り抜きなのか、またイラストレーターのタッチなど、合わせるために、いろんな分岐がある。がために余計、ややこしくなります。

もっとも今回は、レイアウトデザインをするプロがいて、実写を撮るスチルのプロカメラマンがいて、女の子のイラストをデザインするプロのイラストレーター(漫画家)さんがいるのですが、いざ作業を進めてもらうにあたって、少しスタック状態、細やかなイメージを伝えることが出来ないのです。

目的やコンセプトは十分に伝えても、結局はラフを書けるというのか、自分のイメージを形にできる技術が最低限必要なんだと身にしみました。

 

映画づくりのすごさ

写真 2015-10-15 21 24 06そうやって考えると、大きな予算で大勢のスタッフを使う映画作りはすごい手間だなぁと思います。

自身は体験したことはありませんが、当社登録のカメラマンで監督がたくさんいらっしゃって、何人かにお会いしたことがあります。

映画監督や助監督?は大勢のスタッフにイメージを伝えるために絵コンテとかストーリーボードを用意する必要があり、ひょっとしたら外注もあるでしょうが、本人たちも案外、絵がうまい人が多いのが特徴です。さらに台本などのセリフを考えるのですから、なかなか右脳にきつい仕事ですね。

あと、とても人当たりのいい人が多く、ひとを気持ちよくさせて使うのが上手いなぁという感想です。

 

なんちゃってプロデューサー&ディレクター

UPAD_Images_20151015_215308絵心も忍耐度もない私にはこんなインチキ絵でも大変です。とはいいながら、連日のお絵かき作業で、こういう世界に入っていたら・・・を堪能しております。

デジタル&タブレット時代になって、それぞれの専門家の道具を入手しやすくなりました。楽器も筆も、特殊な万年筆も、カリグラフィーツールも、iPadと対応ソフトとペンなどの低価格ハードがあれば容易に疑似体験できるようになりました。

誰しもがワープロ文字で、文章の中身でしか差別化が出来なくなった今、改めて手書きの個性が復活してきそうな勢いです。

メールはみんな手書きでやったら、顔マークなんて書かなくても、感情が解って面白いでしょうね。あと数年もすれば世界中が繋がって、言葉はわからなくてもお絵かきベースで会話ができる。となるとLineやFacebookとは違うツールが流行っているのかもしれません。

 こうしてニコニコ動画の文字弾幕が手書きになるのも近いのかもしれないと思いつつ、あの下手な字をさらさないためにも、書家さんに今から学んでおくのも遅くないかもという案が一瞬だけ脳裏をかすめました。(笑)

 

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