神武天皇 建国の理想

古事記の修理固成という言葉を強調する方に出会って、思わずほくそ笑んでしまいました。

写真 2015-09-28 22 39 58ドロドロになったこのうつし世を、あちらの世界(天)の通り、正しい方向に修め固めよ という日本が目指す元祖建国の理想。それを受け継いだのが世界で一番古い歴史を持つ日本の神武天皇。

残念ながら初代天皇を知らない日本人も多いといいます。しかし、古事記での建国の理想はしっかり神武天皇に受け継がれています。

六合(りくごう)を兼ねて、以って都を開き、八紘(あめがした)を掩(おお)ひて宇(いえ)と為すこと

 世界中の都、それぞれの地で、多くの命がひとつになるよう、平和な世界を実現しよう といった意味です。

 

パリ講和会議で「人種差別撤廃」が却下

第一次世界大戦後に開催されたパリ講和会議。この会議で、日本代表は「人種差別撤廃」を国際連盟の規約文に盛り込む提案をしました。

まさにこれは、大東亜戦争(太平洋戦争)で、アジアの地を、欧米列強の植民地政策から守ろうと立ち上がった日本の精神同様、先の理想が脈々と受け継がれていることが見えています。

しかしこの画期的な提案に対して賛成が10国。そしてまさかの反対国 4国、アメリカ、イギリス、ブラジル、ルーマニア。保留1国 ポーラーンドのために、却下されてしまいました。

アメリカ大統領 ウィルソン議長が全員一致なきものは却下としたのは、人種差別撤廃が困る ということですから、なんともわかりやすい反対話です。自国(自分)のことしか考えない国と、そうでない国。国民性といわれるように国であっても性格が出ます。

古事記編さん1300年。こんな昔の書物が残る国はないとはいえ、内容をみれば1300年は大昔だけれど、精神は近く、噛み砕いてくれれば同じ日本人にはわかり易い。未だ占領下であっても、単なる一庶民でも、理想高く生きたいものです。

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