修理の国 にっぽん!リサイクルしよう

「古事記」の一節 国の成り立ちの章で”修理固成”という言葉が登場します。

この国には資源がない

2015-05-09 9 16 552015-05-09 9 17 201300年以上前に、この国は資源がないから修理せよ という意味が刻まれた深いこの日本。この時代からリサイクルが義務付けられていたのだと、あらためて感じ入ります。

本当は、国ができていない創世期、地面含めてあらゆるものがドロドロでゆるゆるでした。その日本を押し固めよというメッセージとともに、上位の神々から担当の神が刀をさずけられたのが始まりですが、真の意味は、国づくりをして物理的にも、精神的にも固めていけという意味が大きいようです。

現世がうつしよ と呼ばれるのは、天の理想世界を見本に、壊れてしまった国づくりをせよといった深い意味があるようですから、最初から新品・完成形でなかった国を、ドロドロに壊れたものを、直すことから始まっているというのは、なんとも感慨深い教えです。

 

現代に置き換えて

部品が安くなって、カセットコンロを変えるように、さっと交換できるのはとても時間の節約になります。リサイクルをするということは時間だけでなく、お金もかかることが多い時代になってしまいました。

2015-05-09 10 27 48一方で、ブラックボックスの中身がわからないということは、大元がいなくなったら作れないことになります。ましてや値上げしたら言いなりにならざるを得ません。

つまりリサイクルは、資源をムダにしないだけでなく、技術を蓄え、精通し、新しい技術をつくっていく、新しいニーズを掘り起こしていくという重要な進化のポイントになります。

2015-05-09 10 27 19製造業は宝です。スマホやPCのOSにせよ、原発にせよ、外資にいいところを抑えられるのは国力の損出です。OSや特許、規格を抑えられるから、言いなりになり単なる下請けになるのです。ブラックボックスの原発システムに依存するからGE社のタイフーン仕様だけど、地震・洪水に弱いシステムを買わされて、なす術がないということになるのです。2015-05-09 10 27 29

ということで、個人的には実現できているとはいえませんが、「修理固成」をやってみました。(笑)

3000円程度の靴を、300円程度のボンドで修復して再生しました。

24時間後

24時間後、完全に固まるとマニュアルにあったので、1日待ってみました。液が多かったのか一部、透明というより白かったので、油性の黒マジックで塗ってみました。遠目にはわからないのでは(笑)

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