貞観政要も大詰め
中国の唐を建国した李淵、その後を継いだ太宗。貞観の時代、政治の要諦を残した書。
P.695
北方民族は、顔は人間でも心は野獣と同じであり、我々とは違う人種です。
弱いときには他国を侵略し、弱いときにはひれ伏し、恩義という問を顧みないのが彼らの天性です。P.698
「私は、遠いところを沈めようとすれば、必ずまずは近い所を安らかにするものだと聞いています。中国の人民は天下の幹であり、四方の異民族は枝や葉です。」
感 想
こういった時代もあったのですね。
尖閣諸島接近や、ウィグルジェノサイド、強引な一帯一路、北京3ヶ月ロックダウンなど、国や人を弾圧する国へ変化、文化大革命以降、中国は別の国になってしまったように思います。
これはある種、生態系の黄金比率、働きアリをつまみ出せば、怠けアリが働き出す の如く、自然なことなのかもしれません。
世界の文明を創ったのは日本?!
一方で、古代中国の基礎は、日本人が海を渡り、作ったといった話もあります。
最新の歴史研究では 日本が2万年以上前から続く 世界最古の文明として 「高度な技術」と「言語」を保ち、四大文明にも影響を与え、中国大陸伝来説と異なる状況が通説となりつつあります。
- 縄文=狩猟採集ではなく、数百人単位が纏まって定住生活(三内丸山遺跡)
- 大型竪穴式住居で数百人が共同生活(東京ドーム9個分)
- 縄文土器表面に、お米やアワを土器片に発見
- 芸術性の高い 火焔型土器(かえんがたどき)
- 漢字は神体文字など多数(世界中の遺跡で見つかる)
- コメの保管は縄文土器へ(イネやアワの栽培実施)
- 釘を使わない木組み
- 船を使って漁や別地域と交易
日本人が地球の裏側の痛みがわかる希有(けう)な民族
まさに縄文時代、稲がまだ弱かった時の村同士のシェア、助け合いがあったからだと思います。
東洋医療や、神道の深さは世界に類を見ず、大学、中庸などの孔子の儒教や貞観政要を見ても、中国は言葉が多い。部下たちがありとあらゆる言葉を尽くして、太宗の暴走をとめたような話がありますが、あれだけ理解したはずの人が気が変わる。
これは差別ではなく、日本人が実際読んだらそう思うと思いますが、そもそも人間としての 理解力が全然違う。
皆まで言うな、空気を読める民族は 一つで10を知る 日本人の優れた特性だと実感します。
当時から 陸続きで 移民が集団で入り 分断した世界と異なり、日本だけは土着化、真の融合が出来たから 今があるのかと。
引き続き、他国を学び、日本の凄さを知るきっかけにしていきたいと思います。
<引 用>
・NHK 新発見 縄文時代に稲伝来
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230202/k10013968381000.html
・日本の古代文字 神代文字はなぜ消えた