芸術の秋
だからいいのでしょうね。
3時間で掃除を終わらせて、昨日の映画に引き続き、場所を変えていざ京阪電車へ
その不思議なタイトル 「君の、空知らぬ雨」は、つまり天が降らしたものではないその人の涙。いや、虹は 遠い誰かが涙を流した時にでるようです。
ちなみに、このポスタービジュアルは最初はCGかと思っていましたが、実際の宮城県のもののようです。
演劇が3時間ある
と椅子に座ってから知ったのですが、あっという間に時間が経過したことに驚いています。なにぜ休憩15分あったとは思えないぐらい、涙腺や鼻水の気管が緩みつつ、感情の起伏を呼び起こされました。
まさにその劇団の名前に負けず劣らず、魂をジャックされた気分です。数ヶ月前、Jazzを聞きに行ったはずなのに、ピアノの鍵盤部分だけ、180度持ち上げて演奏するというピアノジャックという2名のバンドにも度肝を抜かれたことを思い出しました。
震災で残るモノは美化された物語だけ
神戸もそうですが、元々、ゼロベースで壊して 外資アクセンチュアのデジタル実験都市にされる予定だったかのように、被災地の悲惨さが遠ざかっているように思います。
声なき声は案外 物語になりえないが これがリアル。
台風さえも祝ってくれたような感動の演劇でした。彼らはコロナ2年間の方が、普段より多く、強く劇で全国を元気にする活動をしていたようで、信念の強さを十分 劇中にも終わってからの監督の短い挨拶にも感じることができました。
何よりも、決してずばり悲惨さを伝えるものは少なく、笑いが8割、暖かいもの・希望を伝えようと、遠く枚方からもメッセージを伝えることが出来ることを、リズミカルに、全面に出して進行が進んでいたことに、作り手の技量や強い願いに感心しました。
作り手によって作品の深さは変わる
顧客層は老若男女がまんべんなく座っていて、監督の感情を押しつけるのではなく、閲覧者の経験で眺めて100%作品が完成する日本でも有数の境地に入っている集団だと確信しています。