言志四録(四) 佐藤一斎著

今日の京都勉強会 ・・・といっても相変わらずのテレワークですが。

ZOOM+Youbeliveを実施した次第です。

不思議だったのが、ライブ配信はZOOM側で連携したにも関わらず、2コンテンツが同時に配信されていたこと。

完全に同じコンテンツではなくスタートが違っていました。一つはZOOM側で配信開始した直後からのものと、ZOOMからの信号を受け取ってからのYoutubeLive側で配信したタイミングのものと2種類ありました。

これは最近Youtube側が仕様変更したことと関係あるかもしれませんね。

p.105
102 夢四則 その一

夜、良く寝る工夫は、ただただ心を静かにし、何物にもとどめないことが必要で、物事を考えないことが必要である。夢に見ることは、昨日の夢に続くこともあるし、或いは数日前の夢に続くこともある。思うにこういうことは、ある思慮が胸中に滞っているために起こる所の現象である。胸中が静かで何物もとどめておくこおがなければこんな事はない

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このセクションは少し疑問がわきました。
1日を生き切るということの大事さを伝えているのでしょうか。
個人的には、考えながら寝てる間に閃くこともあって、脳の特性もそれに従うはずだと思うのですが。

ひょっとすると脳を空っぽにするから受け取れるということでしょうか。

p.113
114 仕事のやり方二則 その一

世間の諸事を処理するには、手を付ける前に、まずそのことの終局の処を予め考えてその後に手を下すべきである。舵のない船に乗ってはいけない。的のない矢ははなしてはいけない

ーー>次と同じ

p.125
129 予と謙   も同じ

予(よ)すなわち 予(あらかじ)め準備するこおは、その結果を最初に考えることが必要であり、謙即ち謙遜なれば、初め考えた通り、有終の美を収められる。世の中を渉るのには、この謙と予の二つ以上のものはない

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手をつける前にゴール、ですね。
これは本人の願望ともいえるし、理想でもあるのでしょうね。
何れにせよ、ゴールと、短期、中期、長期の区切った目標が必要なことが解かります。

最近のYouTube動画は、冒頭に 「この動画を観たらこれが学べる」と言って本題に入る から、確かに解りやすい。

なかなかできない私は、末を忘れて 初志も忘れる 傾向があり、頭の痛いキーワード。これを始末の悪い人ということを、知ったと同時に強く反省したいものです。

p.120
123 処世の道四則 その一

立派な氷魚が世に処するには、一般社会の風習に従って行きながら、それに溺れるということなく、世俗の道を踏みながら穴に陥ることのないようにしなければならない。
自分は君子だからといって、独り世の中から飛び離れた行動をなし、高く目立った地位を占めるようでは人にきらわれ、決して中庸を得た行き方とはいわれない。

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君子だからなおさら、力技で上に行っても、庶民に響く言葉は発せられない。
自分だけが学んで悟りを開いても 弟子が育たないでは想いは続かない。
あまねく庶民に通じていくら? を目指すべきなのだと思い知らされます。

これは秀吉が好かれたように、庶民を体験して、彼ら目線で話せる、気持ちがわかるからついてくる。18歳の藤井聡太が将棋が強くて二冠達成でもインタビューは変態的で他人事に見えるけれど、三流ボクサーのロッキーが世界チャンプと激闘したり、農民出の太閤秀吉が天下を取り、脱藩浪士の坂本龍馬が国を動かしたり、ビリギャルが一流名門大学に入学する話には、ひょっとしたら私のような鹿馬でもなれるのでは?と希望が湧いて、ワクワクと学びを感じるからかもしれません。

p.135
141 素行のすすめ

現在の自分が貧賤の境遇にあり、その貧賤を自覚し安んじて道を行って行くことが出来ないならば、他日富貴を得た場合には必ずおごりたかぶるであろう。また、今日の富貴の状態を自覚し安んじて道を行って行くゆくことができなかったら、他日心配事や困難な場合に当たったら、必ずあわてふためくであろう。

ーー>
胆力、底力がある成功者を見ていて感じるのは、ハングリー期間が長ければ精神修行が鍛えられるということ。
「またゼロに戻るだけ」と「どんどん減って焦る」経営者の差は大きい。金額やその場の雰囲気に流されず、惑わされず、冷静に事だけを見て 適格な判断ができる。

漫画家の集団の話
映画ドラえもんの全作品を観てきたある監督の記事を見たのですが、今回は、50周年記念作品た゛ったのて゛すね。ほんとロンク゛セラー、多くの人に愛される作品ですね。

しかも映画版はマンガ版とアフ゜ローチか゛違うようで、マーケティンク゛か゛難しいだろうと思いつつ、創り手の体制や世代か゛変わったタイミングで、新しいものを作ろう!のチャレンジ精神を感じた次第です。

ふと思ったのは、東京都豊島区にトキワ荘が復活したニュース。共同調理場、汲み取り式のトイレ復元、階段のきしむ音、結局のところ、「漫画の聖地」にまで呼ばれるようになったこの場所は、朝から晩まで、大勢の漫画家が集まり、好きなマンガを書ける場所があったこと、そんな集団が居るところがパワースポット化し、前向きエネルキ゛ーが放出したこと。

それぞれマンガのテイストや趣向も違えど、同じ場所に集う仲間。困っている人を助け 勇気を与える という意味では、ある種 実写版のドラえもんやノビタ、しずかちゃんといった役割に、それぞれがなっていた、まさにドラえもんアイデアの宝庫だったようにも思えますし、その原点が受け継がれ50周年も続く凄さに素行を感じた次第です。

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