昔、山口県に行ったとき、豊富な文化資産がたくさんあるのに活かせてない状況を纏めて提案してくれと、言われて書いたことがあります。
寺院や文化施設など、横断したそれなりに想いの詰まった提案でしたが、残念ながらその企画は実現しませんでしたが、十分今も通用すると自負していますが^ ^。
その時、その中心となったコンテンツがまさに彼女、金子みすゞさんだ。
仙崎に行き、改めて彼女を産んだ出生地を眺めた時、やはり土地や文化が人を育てると感じたことを思い出しました。
捕鯨をし、さばいたお腹から、子供が出てきたら、その町の人は、法名をつけて、現代も供養し続ける暖かさ。もちろん、現地の人も恥ずかしがり屋ですが、本当にこちらの気持ちになって接してくれたことが懐かしい思い出です。
幼稚園でも読まれてるとは...
時代が進んでも教育の根本は変わらない
「お魚」(金子みすず)
海の魚はかわいそう。
お米は人につくられる、
牛は牧場で飼われてる、
鯉もお池で麩(ふ)を貰(もら)う。
けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたずら一つしないのに
こうして私に食べられる。
ほんとに魚はかわいそう