夏の風物詩 あらわる

公園を歩けば、1週間の命を燃やしに空に向かって飛び出しセミの抜け殻がたくさん見つかります。(最近は長寿で1か月も超えるとの話もありつつ・・・)

どの機体も即席で作った宇宙探索のロケット発射台のごとく、しっかりと足を食い込ませています。まるで内側に彼らの体温を残しているようで、布団の温かみを見て吉良上野介はまだ遠くには逃げてないと察するように、エネルギーを感じます

 

お祭り

夕方、太鼓をたたく音がオフィス街をこだましたかと思い、その方角を見たら御霊神社の辺り。誘われるように現場に向かうと、どうやら、夏祭り(夏祭奉幣祭)ということで、子供が大勢集まり、その家族や関係者が取り巻いた外側を、サラリーマンが見るという感じの三段構図になっていました。

6人一組の3人ずつからなる太鼓台に乗った若者からは、もっともっとと、気合の入った掛け声が引き手にかけられて、鳥居の前後を行き来して、スマホを構えるにわかカメラマン達を喜ばせていましたが、19時をまわって日は沈んだとはいえ、むっとした変な感触が漂う空気の中、子供のはずむ声や、祭りの熱気はむっとした空気を蹴散らしてくれていました。

確かに神道の国におけるお祭りというのは、とにかく神さんに降りてきてもらって、無病息災や、はやりの病を防いでもらって、健康に夏を乗り切るのが目的ですが、HPによると「御祭神 天照大神荒魂..」「大神様のご神徳を頂き、流行病を防いで、健康に夏越えをするための祈願祭です。江戸堀猿田彦講、西船場獅子講、靭太鼓講の八百名を超える行列が氏子区域を練り歩きます。」との記述がありまして、思わず芸能の神でもある猿田の彦に反応してしまいました。

今年は災害が日本のあちこちらで起こっていて、あらためて畏敬の念とともに、被害に遭われた人や家屋、施設等の復旧を願っています。お賽銭 100円しかいれてないけれど、神さんは金で交換しないから良しとしよう(苦笑)

御霊神社
http://www.goryojinja.jp/

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