次世代のプレゼン samsung galaxy note 8

サムスンのスマホと聞くと、火を吐いて世界中でリコールを強いられた方に印象深い方もいると思いますが、そういう背水の陣で臨んだ8月24日の新型発表会は、少なくてもプレゼンにおいては抜群に良かった印象です。

こじんまり1時間の中でまとまっていて、またAppleのそれとは違う新世代のゴージャスかつ優れたプレゼンであっという間に時間が過ぎていきました。

 

何よりも衝撃だったのは

大きな2枚の背面ディスプレイ床にタイル状に並べられたディスプレイの数々。常に何かを表示していて、それが嫌味でなく、不要なら黒にしてプレゼンテーターにスポットをあてる、まさに内容に応じて最適化されたビジュアルが素敵で、ネット越しにみていても劇場の立体的な一つ外側からそれを見ている錯覚があり、とても目を惹いたこと。

もちろん超高解像度の写真クオリティーや映像が良いのは当然として、まさにディスプレイメーカーならではの演出だと感じ入りました。カメラ側にもステディカムぽい移動ショットが多用され、同じ角度は数秒しか使われず飽きない工夫が数々にありました。むしろもっと見たかった・・・シーンが多かったように思えます。


 

ペンを使う流れがますます一般化

肝心の中身は、ペン利用がさらなる進化を遂げていて好感が持てました。一方で横書きのデモがなかったように思え、少なくても日本人は縦で書くよりも横にして、文字を横長に書いていく方が実践向きだと思ったわけで、その機能があることを願っています。まぁ個人的にスマホサイズでは図をかけず不要だけれど。(笑)

その他音声で写真投稿まで一連で出来たり、PCの母艦のように大画面で使えたり、何でも入りの多機能さは、かえってそれぞれの細部に関してはたしてチューニングが行き届いているのか疑問ではありますが、それなりに売れるポテンシャルがあるだろうと思いました。

 

黒船ならぬ全世界網ネット船

SNSにせよYoutubeにせよ、伝える媒体はカネがない個人であっても、膨大に増える中、やはりこれぐらいの質のプレゼンを、トップや各役員がさらっと出来て、会場のユーザやネット越しのユーザに伝える威力は脅威すら感じます。

録画じゃないところに驚きがあり、とにかく生中継で全世界にマルチメディア要素たっぷりのプレゼンが出来る技術と役員がいるいうことは、もうTVCMや新聞広告やラジオといった旧来の告知メディアに対して覆いつくす黒船ならぬ全世界網ネット船が近くまで訪れていることになります。

国としても本気で世界人材を創ろうとするなら、つまらぬ助成金狙いの業者に出してお茶を濁すのではなく、度胸とプレゼン力を高める側の方へ真剣にシフトしなければ市場をかっさわれるのだと感じいずにはいられませんでした。

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