ほんと当たり前のことで 時代が経っても変わることのない真理だと思っています。
個人が人に仕事をとられないために、また新しい仕事を獲得するために独自化や付加価値化は、生きるうえで必須の自然な流れです。
一方で企業からすると、職人化のメリットと弊害化は表裏一体で、技術をうたう会社ではもちろん独自化は加速し、量をうたう会社では均一化に戻そうという動きになります。もちろん双方を持っているから生き残る企業も多いのですが・・・
独自化の問題点
代わりがいないことにあります。これはオリンピック競技など技能の果てなら仕方がないとしても、単に長くやっていることで、役職が上がり、情報を独り占めしたがために知っているだけの、会社に害にしかならない人がさらに独自化に進むと、なぜそれをやっているのかという原点すら誰もわからなくなります。なのに、本人が仕事を奪われるのが怖いのか情報共有を嫌うのが問題なのです。
解りやすい例は、経験者が偉そうに 新人に生意気な口をきく ということ。目上の先輩への配慮は必要ですが、理に適っていないことで部下をしかる人もいるから性質が悪いのです。
そう考えると合理化のプロセスは、独自化の途中、ある一定ラインまで進めば行う必要があり、たとえばマニュアル化・単純化をしながら、誰でもある程度は代わりが出来るようにして、さらに独自化再スタートをすべきなのかもしれません。
独自化+合理化のスパイラルが真のサステナビリティが可能な集団になるというわけです。