献血の歴史 最初は羊の血液・・・

写真 2017-07-21 13 49 06攻撃的な1週間が終わった金曜日の夕方、2時間ほど予定が空いたので、三宮に立ち寄ったついでにMINTの上階にある赤十字血液センター献血に行ってきました。

写真 2017-07-21 13 49 26ふとモニターを見ると医療系のドラマの隣で、ひっそりと献血の歴史が流れていたので、献血後のタイマーを待つ間に、スマホに入力しました。とても簡易ですが、興味深い内容だったので、記録しておきます。

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どんなものでも始まりがある

ナマコやタコ、イカを食べた人や運悪くフグで死んだ人など、先人があって今があります。献血の場合はどうやら青年が最初のようです。驚くことに半パイント(約225mL)の小羊の血液を入れたようで300年以上前のことながら、無知は発明、発見の原動力になりえると確信した次第です。

写真 2017-07-21 16 42 23ちなみにこの青年は顕著な回復をみせたようですが、別の患者は亡くなったようでヨーロッパでは禁止されることになったようです。

それから150年ほど後に、産婦人科で妊婦に対しての初の人間同士の輸血が行われたようです。しかし副作用や死亡が相次ぎ、本格化には至らなかったとあります。

血液はそもそも固まりますし、そもそも血液型があるので、保存できず副作用は当然だったのです。

写真 2017-07-21 16 42 52結局 1900年に血液型が発見され、1914年にクエン酸ナトリウムを混ぜて取り出した血液の凝結を防いだことで、バトンが繋がります。やがて世界初の血液銀行ができた1937年から本格スタートすることになります。

その後は、ケッショウ(炭酸ガス!栄養分、老廃物・・)と血球に分けて保管できるようになり、成分輸血という進化を遂げて現在に至るようです。

最近は若い人の献血が少なくなっているようで、長い目でみた時に大丈夫かと思ってしまいます。元町の方に一駅近く歩いた先でも献血のお願いをしている人もいて、暑い中ほんとご苦労様だと思います。

歴史はこちらから詳しく見えます。
http://www.hyogo.bc.jrc.or.jp/blood/transfuse.html

もう一方で不思議なことに、血を知るはずの施設で献血前にドーナツどうですか?という不思議。血中にトランス脂肪酸の油を入れることがどれだけ悪いか、知ってるのかと思いつつ柔らかにお断りしました。

 

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大和言葉はご存知?!

古い大和言葉に「ち」という言葉がありますが、漢字が入る前の日本ではとても大事なことを表す言葉として扱われてきました。当然、でもあり、大地でもあります。そしてを表す言葉としても使われてきたのです。

まさに「ち」は、人間が生きる上で必要なエネルギーの元だということ。昔の日本人は偉かった。父親の意思を継ぐ、乳で母から生命をもらう、大地は生命を生かす、血液も体の中で栄養を運び、老廃物を捨て、外敵を防御する どれも大切な生きるために必要なものです。

その一方で血液は一歩間違えると、あっさり感染症になるため献血場所での病気チェックは念入りに行われています。

先日は理美容さんでそんな映像も作りました。
病は気からといいますが、病は血からでもあるのです。

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