デジタル一眼レフ GH5は4K60P
2倍スロークオリティーがアップする60Pという高品質な収録に対応したのは良いけれど、編集した後、Youtubeなどにアップする場合は、ファイルサイズ含めた効率的なエンコードをする必要があります。
以前のテストでH.265形式でエンコードしたファイルは未だ、Youtube側が対応していなかったので、小さく綺麗、そして素早くYoutubeにアップロードするためには、H.264の圧縮形式で保存するのがベストです。しかし編集に使用するメインノートPCはFHDのH.264なら、実時間の半分以下でエンコード可能ですが、相手が4Kとなると、しかも30Pの倍、60Pとなると荷が重くなります。
4K60PのH.264エンコードを効率的に
先日の奈良県 石光寺さんでの写真撮影会を開催させて頂いたのですが、そのときに生中継しつつ、録画した映像の収録方式がまさに4K(3,840*2160),60P(59.94fps)でした。
いつもの、名機 第三世代のCore i7では4K60Pリアルタイム編集できたとしても、エンコードでは2時間以上かかる表示が出ました。さすがに待てないと思い、avi(Grass Valley HQX)でエンコードしたところ、25分程度で終わりました。
その8分、54GBにもなる巨大なaviファイルを、第七世代のCPU Core m3-7Y30を積んだタブレットPC側でエンコードしたら、1.5時間以内で終わりました。平均 20Mbpsにしたためファイルサイズは1.1GBにダイエット。しかもCPU利用率は50%。(Tmpgenc Mastering Works6利用。)
もちろんCPU性能でいえば第三世代の方が圧倒的に早いですが、GPUは新型の方が優れており、特に4K10bit対応した第七世代のintel GPU HD615の能力が発揮できたといえます。
追記しておくと、タブレット側にはEdiusは入っていないので、Grass Valley HQXはGrass Valley Codec Option(無償版)という形で無料ダウンロードできるようになっているので、先いタブレットに導入後、エンコードに臨みました。
クオリティーフェチな人は、時間がかかってもX264で2passエンコードをされると思いますが、ほとんどの用途はこのやり方で十分かと思います。