映像関係者にとって、使用前、使用後を伝えるにはどうするのが最善かというPRものに、たまに挑むことがあります。
ふと昔、塗ったらやせるという ある商品のPRビデオを作ったことを思い出しました。その際は、お客様に、かなり難しい旨お伝えした記憶があります。
なぜなら、一番肝心なところだから偽証は出来ない。適当な雑誌への瞬間風速を狙った販売用のPRならまだしも、エステに通ってもらって、そのクリームを塗ることで、商売が成り立つのですから、ある種、真剣に向き合う必要があります。
つまり、比較写真を左右2分割にするとしても、その撮り方。カメラの角度や、高さ、三脚の脚の位置など、厳密に3D合わせをしないとひずんだり、うそっぽい映像になるからです。(究極の見易さを重視すると、重ね合わせができるぐらいかと。)
ならば、最初からデジタルカメラを持ち込んで、撮影場所 固定していればよかったのですが、撮影当日のご要望だったので、PRビデオ用の大型業務用ビデオカメラで撮影することになりました。
最初のショットは簡単。しかし使用後は難しい。VPの絵コンテどおりにいろんな撮影を進めるため、カメラの角度はもちろん、フロアを移動したりするので、まったく同一にするのは、困難というわけです。
この当時は、バックアップ用のハンディカムで撮影し、まぁなんとかその辺りかというめぼしはついたのですが、今度は施術後なのに、くびれてない。結果が出ていないのです。
そんなはずはないと、お客さんもいつも見て感じている現象なので、何度も塗りなおし、マッサージし直しをしました。
我々も確かに言われればそんな気もしましたが、案外ビジュアルになるとその差が目立つところまでは....。というか、そんなに変わると恐ろしいですから、この方が現実的ではないでしょうか。
前フリが長くなりましたが、使用前、使用後を自社商品で実験してみました。
BGMづくりまでやるほど時間がなかったので、Youtubeの推奨のものを使いました。
きれいな音楽にそって、きれいでないものをお見せします。(笑)
使用前、使用後 伝えるのは難しいですねぇ。