PCバッテリーの劣化状況を簡単に知る方法

リチウムバッテリーは、継ぎ足し充電が出来る革新的な技術ですが、やはり満充電100%チャージをし続けると、劣化が激しくなります。劣化する=バッテリー駆動での再生時間が落ちていくので、極力避けたいですね。

 

一般的な対策

スクリーンショット (59)一般的にはPCメーカー側がバンドルソフトなどを用意し、例えばバッテリーいたわりモードなどにしておけば満充電までいかず、8割や9割で充電をストップして、劣化を遅くさせるのが一般的です。

それでも、何年も使っているとどんどん劣化は起こりますし、また今年7月で無料提供が終わりと脅され、Windwos10にしたのはいいものの、10に対応しないバッテリー制御ソフトもあって、痛しかゆしです。

 

バッテリー使用状況を視覚化

Windowsにはバッテリー使用状況がわかる便利なレポートコマンドがあるのをご存じでしたか?まぁ知ったからといって、どうしようもありませんが(笑)

やり方

コマンドプロンプト上で以下記入し、エンターキー押す。
powercfg /BATTERYREPORT

C:\Users\miship_x8>powercfg batteryreport
バッテリ寿命レポートが C:\Users\miship_x8\battery-report.html に保存されました。

するとレポートがHTML形式で、ファイル保存されます。保存先はコマンドプロンプトに表示されますのでご参考に。

スクリーンショット (51)スクリーンショット (53) スクリーンショット (55)スクリーンショット (58)
 

 

 

※黒い画面でも文字はコピー、ペースト可能です。

 

タブレット1

この記事を書いているToshibaのタブレットは次のようになりました。

DESIGN CAPACITY 25,840 mWh
 FULL CHARGE CAPACITY 22,754 mWh

0.08%とほとんど劣化はありません。中古で入手したものの、きっと いたわりモードのお蔭ですね。

 

ビデオ編集ノート

一方でFHDの編集には欠かせない11インチのCore i7のノートPCを見ていきます。

DESIGN CAPACITY 62,160 mWh
 FULL CHARGE CAPACITY 39,860 mWh

となんと大ショック!64.1%にまでダウンしていたことが解ります。どおりで出先でバッテリーのヘリが早くなったことを体感していましたが、数値で見るとほんと歴然ですね。

簡単便利に可能です。

みなさまもぜひ一度チェックされてはいかがでしょうか?

 

さらに詳細は以下にくっつけます。再生時間まで表示されるのですね。

Battery report

 

Battery report

COMPUTER NAME MISHIP_X8-PC
SYSTEM PRODUCT NAME MouseComputer Co.,Ltd. W110ER
BIOS 4.6.5 04/03/2013
OS BUILD 10586.212.amd64fre.th2_release_sec.160328-1908
PLATFORM ROLE Mobile
CONNECTED STANDBY Not supported
REPORT TIME 2016-04-29 13:28:41

Installed batteries

Information about each currently installed battery

BATTERY

1

NAME BAT
MANUFACTURER NOTEBOOK
SERIAL NUMBER 0001
CHEMISTRY LION
DESIGN CAPACITY 62,160 mWh
FULL CHARGE CAPACITY 39,860 mWh
CYCLE COUNT

Recent usage

Power states over the last 3 days

START TIME STATE SOURCE CAPACITY REMAINING
2016-04-27 22:39:28 Active AC 67 % 31,047 mWh
22:43:00 Suspended 71 % 32,523 mWh
22:43:51 Active AC 72 % 33,245 mWh
23:34:00 Suspended 95 % 43,756 mWh
23:35:21 Active AC 95 % 43,945 mWh
23:58:00 Suspended 98 % 45,233 mWh
23:59:03 Active AC 98 % 45,321 mWh
2016-04-28 00:29:00 Suspended 100 % 46,109 mWh
00:29:33 Active AC 100 % 46,109 mWh
00:42:48 Active Battery 100 % 46,109 mWh
00:48:00 Suspended 98 % 44,966 mWh
00:49:17 Active Battery 96 % 44,200 mWh
01:13:00 Suspended 73 % 33,566 mWh
01:14:09 Active Battery 81 % 33,045 mWh
01:54:50 Active AC 52 % 21,123 mWh
01:54:50 Active Battery 52 % 21,123 mWh
02:07:50 Suspended 38 % 15,695 mWh
02:08:47 Active Battery 36 % 15,107 mWh
02:11:00 Suspended 35 % 14,585 mWh
02:11:53 Active Battery 33 % 13,820 mWh
02:26:21 Active AC 10 % 4,274 mWh
02:37:16 Suspended 26 % 10,168 mWh
14:31:12 Active AC 97 % 38,517 mWh
20:11:39 Active Battery 100 % 39,549 mWh
20:11:41 Suspended 99 % 39,105 mWh
21:17:31 Active Battery 98 % 38,561 mWh
22:53:32 Suspended 13 % 5,284 mWh
22:54:38 Active Battery 11 % 4,695 mWh
22:56:48 Suspended 9 % 3,785 mWh
2016-04-29 08:43:24 Active Battery 5 % 1,876 mWh
08:44:49 Active AC 3 % 1,343 mWh
08:46:00 Suspended 5 % 1,798 mWh
08:46:48 Active AC 6 % 2,453 mWh
09:34:02 Suspended 69 % 26,884 mWh
11:41:48 Active AC 100 % 38,739 mWh
12:25:04 Suspended 100 % 38,739 mWh
12:44:29 Active AC 99 % 39,461 mWh
13:27:00 Report generated AC 100 % 39,860 mWh

Battery usage

Battery drains over the last 3 days

canvas

START TIME STATE DURATION ENERGY DRAINED
2016-04-28 00:42:48 Active 0:05:11 2 % 1,143 mWh
00:49:17 Active 0:23:42 23 % 10,634 mWh
01:14:09 Active 0:40:41 29 % 11,922 mWh
01:54:50 Active 0:12:59 13 % 5,428 mWh
02:08:47 Active 0:02:12 1 % 522 mWh
02:11:53 Active 0:14:27 23 % 9,546 mWh
20:11:39 Active 0:00:01 1 % 444 mWh
21:17:31 Active 1:36:01 84 % 33,277 mWh
22:54:38 Active 0:02:10 2 % 910 mWh
2016-04-29 08:43:24 Active 0:01:25 1 % 533 mWh

Usage history

History of system usage on AC and battery

BATTERY DURATION AC DURATION
PERIOD ACTIVE CONNECTED STANDBY ACTIVE CONNECTED STANDBY
2016-04-28 3:07:28 6:32:44

Battery capacity history

Charge capacity history of the system’s batteries

PERIOD FULL CHARGE CAPACITY DESIGN CAPACITY
2016-04-28 40,032 mWh 62,160 mWh

Battery life estimates

Battery life estimates based on observed drains

AT FULL CHARGE AT DESIGN CAPACITY
PERIOD ACTIVE CONNECTED STANDBY ACTIVE CONNECTED STANDBY
2016-04-28 1:53:41 2:56:31

Current estimate of battery life based on all observed drains since OS install

Since OS install 1:53:11 2:56:31

 

 

 

ご参考

コマンド引数を変えれば、いろんなことが可能なオプション群があります。

Microsoft Windows [Version 10.0.10586]
(c) 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\miship_x8>powercfg /?

POWERCFG /コマンド [引数]

説明:
ユーザーがローカル システム上で電源設定を制御できるようにします。

コマンドとオプションの詳細については、”POWERCFG /? <コマンド>” を実行して
ください

コマンド一覧:
/LIST, /L すべての電源設定を一覧表示します。

/QUERY, /Q 電源設定の内容を表示します。

/CHANGE, /X 現在の電源設定の設定値を変更します。

/CHANGENAME 電源設定の名前と説明を変更します。

/DUPLICATESCHEME 電源設定を複製します。

/DELETE, /D 電源設定を削除します。

/DELETESETTING 電源設定を削除します。

/SETACTIVE, /S 電源設定をシステム上でアクティブにします。

/GETACTIVESCHEME 現在アクティブになっている電源設定を取得します。

/SETACVALUEINDEX システムが AC 電源から電力を供給されているときに
電源設定に関連付ける値を設定します。

/SETDCVALUEINDEX システムが DC 電源から電力を供給されているときに
電源設定に関連付ける値を設定します。

/IMPORT ファイルから電源設定をすべてインポートします。

/EXPORT 電源設定をファイルにエクスポートします。

/ALIASES すべてのエイリアスとそれに対応する GUID を表示します。

/GETSECURITYDESCRIPTOR
指定された電源設定または操作に
関連付けられたセキュリティ記述子を取得します。

/SETSECURITYDESCRIPTOR
電源設定または操作に
関連付けられたセキュリティ記述子を設定します。

/HIBERNATE, /H 休止状態機能を有効または無効にします。

/AVAILABLESLEEPSTATES, /A
システムで利用可能なスリープ状態を報告します。

/DEVICEQUERY 指定された条件を満たすデバイスの一覧を返します。

/DEVICEENABLEWAKE デバイスがシステムのスリープ状態を解除できるようにします。

/DEVICEDISABLEWAKE デバイスがシステムのスリープ状態を解除できないように
します。

/LASTWAKE システムの最後のスリープ状態の解除元に関する情報を
報告します。

/WAKETIMERS アクティブなスリープ解除タイマーを列挙します。

/REQUESTS アプリケーションとドライバーの電源要求を列挙します。

/REQUESTSOVERRIDE 特定のプロセス、サービス、またはドライバーに対する
電源要求の優先を
設定します。

/ENERGY エネルギー効率とバッテリ寿命に関する一般的な
問題がないかシステムを分析します。

/BATTERYREPORT バッテリの使用状況のレポートを生成します。

/SLEEPSTUDY コネクト スタンバイの診断レポートを生成します。

/SRUMUTIL システム リソース使用状況モニター (SRUM) からエネルギー推定データをダンプします。

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