テレワークで勉強会も万全
iPadでのペンで、ホワイトボードの代わりとしましたが、予定通り、スムーズにzoom会議に移行出来ていると自負しています。
ということで今回の読書感想文。最後の方は、健康に必要なトピックが書かれていて、テレビや雑誌や新聞を読まなくても、これだけ守れば健康維持できるというシンプルさに、関心した次第です。
よろしければご参考にどうぞ。
感想文
p.275
252 吉凶はわが心にあり
付記)昔、ある武将が「今日、出陣だ」といったところ、家来が「今日はよくない日ですから明日に延ばしたらどうでしょう」といった。武将は「今日悪い人いっても、悪いのはこちらだけではない。相手にとっても悪い日だ。さあ、出陣!」といって決行し、勝利を収めたということを読んだことがある。
–>確かに平等なら先手必勝になるし、相手より気が満ち足りてれば勝てる。
結局は勝つぞという気迫が、4,5千の少人数で信長が約3万の今川勢を討った
桶狭間の戦いを産むのだと思いました。
恥ずかしながら今回の読書感想文も、気迫で昨日、今日で読みましたが
これはダメな例ですね。(笑)
p.284
262 老人は少壮者と謀って事を為すべし
自分は壮年のときには、事々に道徳的規範を逸脱したが、70以後は事々に道徳的規範に達しない。故に老人はだれでも、何か事があるときには、すべからく若い者とそうだんして自分の足りないと所を補うがよい。自分の老年をはなにかけて若いものをあなどることがなければ結構である。
–>腰が低い人は警戒されず、真実を最短で得ることが出来る。また経験から、素早く相手の立場を読み取って、相手の懐に入ることが出来る。利用するのではなく、結局お互い良い友として高め合うことで、双方良しになるのだと感じました。
p.302
280 再び養生について、四則 その四
二木謙三博士が書かれたと思われる日本語の「健康十訓」というのが見つかったので紹介したい。
- 食べるのを少なくし、かむのを多くせよ
- 車に乗るのを少なくし、歩くのを多くせよ
- 着るのを少なくし、浴びるのを多くせよ
- 心のもだえを少なくし、働くことを多くせよ
- なまけることを少なくし、学ぶことを多くせよ
- 語ることを少なくし、聞くことを多くせよ
- 怒ることを少なくし、笑うことを多くせよ
- 言うことを少なくし、行うことを多くせよ
- 取ることを少なくし、与えることを多くせよ
- 責めることを少なくし、ほめることを多くせよ。
もう一つ中国長寿協会の秘訣を挙げておこう
(梶井剛「好日P.186」
- 過度の肉体的快楽を慎むこと
- 興奮しない。怒ってはいけない
- 暴飲、暴食を慎むこと
- 果物を多く食し、水を沢山飲むこと
- 栄養豊富な食物をとること
- 年を気にせず、大いに運動すること
- 戸外で新鮮な空気を吸うこと
- 生活環境を清潔にすること
- 大いに笑い、人助けを楽しみとすること
–>シンプルかつ、最強の教訓。
これだけで病気にならないすべてを、言い表している。
聖人や賢人は口や腹の嗜好のためには食事を取られなかったのが、玄米と味噌汁、魚ベースの食にした今なら多少解るような気がします。
付記:学問を始める者の心得
①われわれが学問をするにあたっては、まずもって、自分の心に入学の初心(当初の心構え)をはっきりと問いたださなければならない。その心構えが必ず学んで立派な人間になるのだということであるのかどうか。もしここで、種子方針を一たび誤ったならば、毎日学問しても、一生本物になり得ない。ただに得ることがないばかりではなく、或いは学問のあることを鼻にかけたり、またはその学問が虚飾の道具になってしまうだけである。
②故に、入学当初の心構えは大切で、まさに正道と邪道の分かれ道に立つと同様である。思うにその心構えがどうしても立派な人間に成ろうとすることにあり、しかも志をしっかりと立て、絶対に他事を思うことがなければ、これで学問をする基本的態度が確立したわけで、ここで初めて学問の道に入ってよろしいといいうことになる。
③もうこの志がありさえすれば、自ら一身を修めて悪いことはしない。ただ(この段階ではまだ)霊妙な光が透らず、ことごとに疑い惑うことが多い。それでこれらのことを父兄や友達に相談しなければならない。父兄や友達が教えてくれたり、輔導(ほどう)して下さったり、することは、自分の考えの及ばないところのものであるから、敬してこれを聴き、信じてこれに従うべきである。こうなれば、身に誤りも少なく、なす事に過失も少ない。これがすでに学問そのものなのである。要するに、これがわが志の達した所でもある。
--> ドキッとしました。
「学ぶ」ことは「真似ぶ」こと、実践あるべしと
勝手な理解で納得していましたが、
改めて、まずはその志、目的がなければいけない。
知ったかぶりで自信を飾るだけの賑やかしになってしまうリスクを
思い知られた次第です。
最近は学校の先生にZOOMを教えていますが、
学生からの低評価につながる、自身の将来が危ないことを察知して、
早急に技術獲得しなければまずいと考えておられます。
学生の通信環境問題、自宅でのグリーンバック、動画引用時の
Youtube著作権問題、学生との感想データのやり取りなど、
まさに、日々学生に実践しつつ、
新しい習得技術を反映していく方の迫力は深夜でも積極的に連絡があって、
すごいものがあります。
あらためて人に教えをこう、本に学ぶにも、期限設定がなされているから
実践し、身につけられるスピードが速いのだと思い知らされました。
自身に置き換え、今一度、スケジュールを明確にしたいと思います。
直接的には、真剣勝負、これをやらねばならないという覚悟を持つ