菜根譚 51-100の感想

定番の京都敷島勉強会での読書感想文ですが菜根譚は、田中角栄、川上哲治、五島慶太、吉川英治も読んでいたというNHKの記事を見つけました。時代に名を残した人が読んでいるわけだから、無名人ならなおさら読むべきなのでしょうね。(笑)

56章p91.
倹にして拙を守る人生にこそ真実がある

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ぜいたくな生活に終わりがないのは、次々と新しい商品、サービスが産まれ、また金持ちも増えてきて見栄競争になるからでしょうか。金は使って終りの味気なさが原因かもしれません。2千円の靴やかばん修理や、iPad miniの初代を未だに使う貧乏性(というか貧乏)な私は、直し方やアイデアを考える時間が楽しいと思うのと反対語なのかもしれません。

才能もしかり。イチロウなど小学生から日々努力の人でも、才能だと見てしまう=思考停止は互いに不幸だと思います。

 

57章 p93
学んで後に自ら実行する

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先生の学びを活かさないと意味がないし、後半の「事業を起こしても、自分の利益を追求するだけで徳を世に布き行うことを考えなければ・・・」はとても深い言葉だと思います。

偶然、2日連続で届いた 上甲さんのメルマガを引用します。

この世に生まれてきた限り、「私は、日本の歴史を新しく創るのだ」といったぐらいの、大きな夢を持って、力強い人生を送って欲しいと願っている。まず、自らの携わる仕事に真剣に打ち込むことだ。そしてその上に立ち、「どのようにすれば、みんなにもっと喜んでもらえるのだろうか」と懸命に求め続けて、創意工夫と実行を重ねていくことだ。

やがて一つのアイデアが生まれる。そのアイデアが好評であればあるほど、ライバルが真似をする。そして、気が付いてみたら、自分の工夫した方法が日本中に広まったとしたら、その分野における“日本の歴史を新しく創った人”ということになる。歴史とは、そのような多数の“歴史を創る人”達の集大成として、創られていくものである。

 

58章 p94
自らの内にある真実を開拓する

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人間の心の中には、本来一冊のりっぱな書物が備わっている・・・・・道を学ぶものは、きっと外からのよけいなものを払いのけて、・・・・本来備わっている書物や音楽を求めたならそこにはじめてそれらの新の使い道が生まれてくるに違いない

現代人は特に、外部からの声に惑わされ過ぎなのかもしれません。
昔は相撲取りは他は何も出来なかったし、絵師もそうだった・・・惑わされず 使い道は自らが感じ、行うべきだと思う。

昨日23時過ぎにYoutubeLiveを偶然みて感動したのですが、可愛らしい女性がピアノの前に座りマイクに向かって何かしゃべっていました。開いてみると背後に看板を写して人生をかけた4月**日ライブ 達成まで**人! ぜひ来て欲しい とリクエストをつぎつぎに募り、休憩なく300人ぐらいが見ていたカメラに向かって綺麗な歌声を披露&コミュニケーションしていたこと。時代は変わると確信した次第です。

今の世はかつてない未来で溢れている。

 

69章 p105
天命を超越する方法

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天からすれば逆境を与えても喜び、金と時間を与えても休まず動いているとうのは、確かに先方も次の手がないですね。(笑)

まぁ命に関わることでなければ、試しごと?困難は試されごとなんだと思い、力の限りし尽くす=よい結果を招くと確信しています。

 

74章 p110
真実の道と迷いの道

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やはり心より楽しいことに真理があって、進む道にイバラ、ぬかるみが多いなら間違っているのかもしれない^_^

 

89章 p.126
道中の静、苦中の楽

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先述の74章とは趣が違うけれど・・・

行けるはずのない わずらわしい環境の中で、金曜日 無理やり遊びに(造幣局の花見に)行った。金を出す者と現場担当者が違い話が違ってきた。週明け納品で到底やれるボリュームでなく、担当と怒鳴りあった。悩み切った末、折衷案を開発し、結果、道が開けた。苦しい環境の中、心が楽しんだら社長案件だったようで、担当者も喜び、本当に好転した。

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