病気になるきっかけは自らも病院からも理美容店からも

食は病になる2番に大きな要素ですが、NO1は何かご存知でしょうか。それは精神から来るとされていて、緊張したら口が乾く(唾液が少なくなる)とか、長期の緊張になると蠕動(ぜんどう)運動が止まり、便秘になり、結果大病になると言われています。

「病は気から」と気づいた昔の人はすごいですね。

 

もう一つは感染症経路

大きな国立病院に行くと無数の患者さんが沢山いる訳で、空気感染や、くしゃみなどの飛沫感染もあります。しかしもっと直接的な感染経路があったりします。

それは血液を通じて入る流れ

いやいや、と思われた方もおられるでしょうが、病院や献血センターなら診断書や過去病歴、渡航歴など事前にヒアリングが可能ですが、理容所や美容所はチェック機構がありません。なぜ血液かというと簡単です。

流れは顔そり

病を持つ人の顔にデコボコがあれば顔剃りして、血を吹き出すことがあります。その血液が自身の粘膜を通じて入ることが危険なのです。ケガをしていたり、皮膚が弱かったら直接入ってきます。

刃物を扱うのにマスクも帽子も手袋もしないおらず、なんちゃって衛生を指導する保健所と、技術だけのカリスマ理容師が合致したら、リスクは1回/3か月以上にあるのです。

HIV、B型、C型肝炎患者は国内30万人?!とも言われる中、ましてやオリンピックのように世界中の病気を持つ人が店舗を訪れ、血液経由で、もらい事故になる可能背がたくさんあるというわけです。

以下資料引用してみます。

(財)全国生活衛生営業指導センター発行の資料

即日出てくる食中毒と違って、10年後発症するHIVに加え、潜伏期間がある肝炎ウィルスを感染しても気づかないというわけです。さぁパンドラの箱が開く予感!もちろん対策は既にあります。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)は、血液を媒体として感染することがあります。

理容所や美容所においては、カミソリの刃などについた感染者の血液が、理容師や美容師、他のお客さんの傷口などから体内に入り、2次感染を及ぼす危険性があります。 HIVに感染して引き起こされるエイズは、免疫機能が働かなくなり、細菌やウイルス、カビなどに対する抵抗力が衰える深刻な病気です。

HBV・HCVへの感染によるB型肝炎・C型肝炎は、慢性肝炎となり、それがやがて肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があります。なかでも、C型肝炎は、自然治癒することが極めてまれであり、肝硬変の原因の半分が HCV により引き起こされています。

しかし、HIV 感染からエイズ発症までは、平均約 10年という長い時間がかかります。また、B型肝炎やC型肝炎に関しても、感染後すぐには症状の出ない人が大多数です。

いずれも、感染者本人が感染していることを自覚しないままに第三者に感染させる危険があるウイルスですので、理容所や美容所でも、消毒を徹底するなど十分な注意が必要です。

参考:「やさしい肝炎の話」「これだけは知っておきたいウイルス肝炎」など ((財)ウイルス肝炎研究財団)

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