iPhoneXを家電量販店で触ってみた

メディアもApple信者も、ケース会社も待ちに待ったiPhoneXの登場!表参道のAppleStoreでは一駅の長さの行列が出来たそうで、やはり話題づくりのために徹夜組を誘発した当日渡しの戦略が功を奏したようですね。

個人的にはiPhone4でスマホ欲が止まっていた数か月前なら即買いだったiPhoneXですが、新機能には興味あるものの、球数の少なさ、切り欠き部分、顔認証の違和感と、10万円を超える高級路線に価値を見出せず結局スルーしました。まぁ数か月前に1万代で新品のiPhoneSE64GBを手に入れて満足しているからかもしれません。

 

家電量販店でたくさんあった展示品

Inked写真 2017-11-04 15 34 47_LI偶然、インクを買いに行ったローカルの家電量販店でiPhoneXをさりげなく展示していて、絶対在庫はたっぷりあるのをわざと少なくあおった感も多少感じながら、触ってみました。操作はスムーズながら、やはり個人的には大きすぎて、HOMEボタンがない新体験を楽しむのも辛くなり、1分ぐらいで触るのを辞めました。

で思わず手に入れたのが、iPhone4sの8倍以上のモニターサイズに手書きをサポートしたブラックボード。なんと数百グラムの大型軽量、チョークもマーカーも使え、水で消して何度でも使えるというバッテリーいらずの優れものです。

アイデア次第で、道行く人から興味をひき、数千円、数万円のものを人数分買ってもらえる打ち出の小槌に、時代を超えて心に響くこのアナログアイテムは、強烈にクリエイティブを揺さぶります。

写真 2017-11-04 15 30 26しかも12色の色も買ったので、2千円近くにもなりましたが、iPhone買うことを想えば財布と目に優しいでしょう。不自由が多いほど名画、名曲が生まれるというし、色もフルカラーより洗練されていいかもしれません。

ふとチョークを見て想いだした

写真 2017-11-04 15 31 34ダストレスチョーク・キットパスの日本理化学工業。社員の7割以上の障がい者を雇用して80年もチョークづくりをしている会社。全従業員81人中60人が知的障がい者(内27人が重度の障がい者)

かつて大山社長さまの講演を聞いた経験があります。本当は黒背景に白文字を見た方が視認性が高く、遠くからでも見られる。黒板も環境に優しいダストレスチョークも体に圧倒的に良いのですが、いつの間にか白背景+インクになってチョークの需要が減ってしまったという嘆きも。

そういえばスマホもホワイトにするからバックライトを使って目に刺激があるものを間近で見続けるから小学生低学年での眼鏡率が増えてきたように思えます。ホワイトボードのマーカーインクの粉も、チョークと比べて圧倒的に体に悪そうですし。

 あらためて自分にも言い聞かせているのですが、Appleのスマホ製品を買ったからといって、日本法人、一部の部品メーカーを除いてさほど日本への恩恵・還元はないわけで、本気でアナログの良いところを真剣に見直さないと、国が亡びるような予感さえしてきましたねぇ。

 

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