ドラえもんに頼んでも、なかなかポケットから出してくれそうもないアイテム「アフリカエチオピアのセレモニー道具一式」
一見、現場にあるようで、合成したものがありますが、解りますでしょうか?(ヒント:2アイテムあります)
映像からの切り出し
合成素材もベースの絵も、すべて動画から切り出したもので、写真ではありません。
ファームウェアアップデート V2を適用したGH5(4K,10bit,30P設定)を、ジンバルの上に乗っけて、ゆっくりと円を描くように公転して撮影した動画からの切り出しショット(FHDサイズに縮小)です。
Photoshopなんて豪勢&高価なソフトは使わず、フリーソフトGIMPで適当に切って、合成し、文字を追加し、jpegエキスポートしただけです。それなりに違和感なく繋がっているように自負していますが、どうでしょうか。
GIMPヘルプから引用.
(GIMP は一般公有使用許諾書 GPL [GPL] によって保護されたフリーソフトウェアアプリケーションです。 GPL はコンピュータープログラムの源であるソースコードを入手し改良する自由をユーザーにもたらします。)
ビデオカメラ撮影時代の映像合成
かつてインターレースに苦しめられた時代がありました。AfterEffectsで3;2プルダウンなどコンボ設定してからの、キーソフトで抜いていたころが懐かしいけれど、カネも時間をかけず、ある一定以上の品質確保はもう諦めていました。
しかしミラーレス一眼、一眼レフというものにビデオ機能が広がった今、しかも4Kプログレッシブで10bitな今は、すっきりした絵が撮れるため、どこを切り取っても使える素材に出会う確率が高くなります。
100円ショップで買った緑色フェルト布を4つ繋げたグリーンバック撮影でも感じたことですが、抜け含めて、もうかなりいい線いっている。映画などの巨大スクリーンで見せる用途でなければ(10インチ程度のタブレットや、大型のスマホならなおさら)、当方の用途でもうスタジオは不要だと。
スチルはビデオに、ビデオはスチルに、クライアントは両方に
スチルカメラマンが、クライアントから動画を依頼されることも増えているようで、あっちの領域からやってくる中、映像マンもある種、写真の方に向かっているような気がします。
そもそも照明コントロールと、人のポージングや、ドレープ出しする小道具、料理などの並びレイアウトセンスなどが肝のスチルに対して、同じ領域に行けるとは思えませんが、少なくても、シャッターチャンスを駆使して、連射するような雑多な仕事は動画だけで一本化できるでしょう。
とはいえ、クライアントがスチルもビデオも社内内製化する前に、われわれはさらに高みに行くしかありません。ちなみに、隣で撮影していたエントリー用のCANONのスチルカメラを使っていた人の絵は、ひどく暗く、私が手助けしようとしてダメで、とても悲しい結果になりました。写真なのに動画より暗い。CANONやNIKONの初心者カメラは上を目指すためのラインナップ、ガチャでいうところの、無料で遊べるカードなので、室内環境において安物買ったらよい絵は取れないという証拠でしょう。
ということで、合成の答えは、ジャバナとエタンでした。切り抜きから合成まで5分程度しかかけてないので、プロなら見抜けたかもしれません。失礼しました。(笑) |