映像編集がオフィスワークになる予感

何度かブログで触れているPowerPointですが、ふと映像の構成用に使えないかという実験をしてみました。

WORDやEXCELではペンが使えるようになり、音声再生オプションを選ぶと、設定された性別で文字を読み上げてくれる機能もあって、何気に便利です。しかし動画を活用しようとすると、難しいことが多く、PowerPointほど充実していないことが解ります。

映像編集がオフィスワークになってきたそれならということで、PowerPointの右側に文字お越しした編集可能なテキストデータを置き、左側に圧縮して小さく表示したMP4動画を置いてみたところ、すこぶる便利だったので、実験もかねてお客様への第一納品に使ってしまいました。

 

調理工程を動画マニュアル化

する場合に問題になるのが言葉。プロのナレーターを使うとしても、後からのMAでは、事細かい作業やタイミングに合わせたコメントに対して、適切な音合わせ必要ならば相当の困難が待っています。だから極力言葉を絞ってやるべきなのですが、単純に紙マニュアルを置き換えようとしてしまうと、動画向きでないナレーションが延々と続くことになり、結果、閲覧者が動画に注力できず音声にも集中できないどっちつかずになるリスクがあります。

とはいえ、映像の尺を決めるにはナレーション量が第一要件であるから、最低限必要な言葉を抽出するしかないのです。一方で映像制作サイドでは、どの言葉が必要か、判断できないから、結局取捨選択を、お客さまにお願いするしかないと思っています。

その際に使えるのがこの手法。映像を見ながら、文字お越しされテキスト情報を修正できるのです。PowerPoint内の動画にもコントロールキーがあるので、細やかな調整は難しいとしても、映像の先送り、戻しは下のコントロールバーで行うことが可能です。

映像編集がオフィスワークになってきた2_LIとても便利な手法だと思いつつ、今回の映像を埋め込んだPowerPointは、動画単体とさほど変わらない200MB強になりましたから、後は閲覧PC側のPowerPointバージョンと、ネット環境と、性能が許されるかが判断の別れるポイントになりそうです。

ちなみにオプションの中に、メディアサイズとパフォーマンスという項目があるのは便利です。今回はMP4で圧縮率高めでしたから不要でしたが、うっかり大きな映像を埋め込んだ時でも、なんとかリカバリー対応が出来そうです。

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