奈良県大芸術祭Walkerという芸術の祭典完全ガイドに石光寺さんでのイベントが掲載されたので、パンフレット設置も兼ねて現地で4K撮影してきました。
GH5の高解像動画を何で編集する?!
4KといってもGH5のV2を適用した150Mbps、10bitをボディ設定し、これに被写界深度の浅い純正のライカやシグマレンズを組合わせて撮りましたが、ノイズのないとてもすっきりした絵になっていて、4K画質もここまで来たかと思うと感慨深いものがあります。
実際、150Mbpsともなると、平均20MB/sで書き込めるSDカードが必要で、しかもH.264ではなくmp4で書かれたもこの素材を編集するとなると高性能なデスクトップでじっくりということになりがちです。しかし今時の軽くてバッテリー長持ちノートPCとEdius系のMyncを組合わせると、低レートのプロキシーファイルを作らずとも、ほぼリアルタイム再生ができるので驚きです。
金をもらっていませんが(もらいたいぐらいですが)、Myncではストーリーボード機能含め、iとoのショートカットでIN点、OUT点を設定し、Control+Dで素材をディプリケート(コピー)しつつ、静止画作成も行いながら、マウス操作で試行錯誤しながら再生順序を変更できるので便利です。
とうとう時代は4K HDR時代に?!
高解像度の4Kカット編集がそれほど苦労せずにリアルタイム編集できる環境が手にできると、世界は変わります。なぜならテレビ局でさえ、FHDでまだうろうろしていて、Youtuberも国内勢はほぼおんなじ状態。ただしFree DownloadできるMync BasicではXML出力で編集ソフトにしか渡せず、直接ファイルエキスポートするにはMync Standardが必要なので注意が必要ですが。
念のため、Blackmagic DesignのDaVinci Resolveで、上記同様にToshibaノートPCで同ファイルを読み込んだのですが、10bitは音だけで絵すら出てこず、エンコードで10MB/sと小さくした4Kファイルを読み込んだらカクカクで編集する気になりませんでした。同じ無料といってもグラフィックパワーを積んでたっぷり時間を使える人など、使う人を選ぶのだと思います。
とにかく時代は、海外のドラマ含めて4KのHDRさえサポートされつつある状況です。もう近いうちに、一機に大転換期が来るものと思います。もちろん解像度よりも中身が大切。だからこそ、インフラ側でのノウハウを貯めつつ、さっさと中身に注力できる体制を一刻も早くつくるべきだと思っています。もちろん伝送はネット(通信)がお得。メルカリやゾゾタウンがどれだけアドバンテージがあろうと、好きなYoutuberが顔の見えるセールスをした方が売れる時代が来るのです。 |