今日は13組+1名の撮影も無事終わり、90点のグリーンバックの抜けだったと自己採点した1日でした。
何が難しいというと、楽曲のサビやエンドタイミングに合わせて、使う写真枚数や、決まったメッセージを表示するためのスクロール時間、そして不特定多数の人からもらうメッセージの数と時間調整。
まさに決まっているものと、決まっていないものの融合点を見出す作業が難を極める訳で、しかも後半はエンディングまでにきっちり編集作業を終わらせ、担当者に初見せしてOKをもらう必要があるので、このタイムプレッシャーとの戦いが一番過酷に思えます。もちろんNGが出ると修正タイムと交渉のにらみ合いにもなります。
まさに集中力を極めつつ、ワンミスが命取りのの現場は確かに存在したというわけで。このグリーンバックの抜けクオリティーでは表に出せないという自身のエゴと、人が多いがためにグリーンからはみ出したという撮影時のミスが折り重なり合って、調整時間のせめぎあいが起こるのです。
極論をいえば
当たり前といえば当たり前ですが、グリーンバック撮影を伴うエンドロールはリスクが高い一方で、1000人近い人の中で最後に再生され歓声か罵声かの審判をあおぐ心細い環境は、ある意味、スリルと楽しみがあるのも確かです。
ボディ内部で手ぶれ補正を備えるGH5と三脚を使わなくても恐ろしくもピタッと止まるレンズ群、軽量かつ人物を浮き上がらせる適度なLEDライトは、次につながる一歩であることは間違いないと確信した次第です。