新時代の編集 -編集者のリレー競争

大げさに見えるタイトルですが、複雑な意図はありません。(笑)

とはいえ出来上がった動画をもらって数珠つなぎで編集していくよりも、編集プロジェクトファイルを共有しあって、編集ソフトタイムライン上で繋いでいく方が都合が良いでしょう。統一ルールと仕組みがあれば。

なぜなら人によってカットごとの気持ちいい尺は異なるから最後まで調整はすべきで、ショットのIN点、OUT点を変更できるプロジェクトファイル運用は合理的です。

 

そもそも編集ソフトでの汎用作業とは

どのショットを使うか、IN、OUT点、そして並び順さえ共有できれば事足ります。だから編集ソフトごとの細やかなフィルタやイフェクトという味付けは、ディレクターやクライアントなどにプロデューサなりが、最終段階でやればいいわけになります。もちろん流行りのカラーグレーディングも最後でやればいい。

もっともオープニングやエンディング、ロゴなどが必要なジャンルにおいては、あらかじめ、専門家に任せて素材を用意していもらえば、繋ぎは簡単です。

そしてテロップ作業。こちらもシーン毎にフォントと色と大きさと位置を変えることは、ある種無駄な作業であり、分散すべきです。しゃべっている言葉に合わせて画面にカチカチ打ち込むのは、内容が薄いバラエティー以外では荒修行か狂気の沙汰にしかならないでしょう。

聴覚や視覚に障害がある人にとって、大事な文字要素は、データとして分離し、音声読み上げソフトなどで読む方が、検索性や流用性含めて理にかなっているのです。

途中でイフェクト的な高度な表現が必要なら、やはり専門家に任せて素材提供されたものを使う方が中途半端にならず、良いものが出来るように思えます。スマホ映像がソースになる現代、CGは昔と比べてニーズは減っているでしょうが。

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結果的に一人で出来るが、大勢でやったほうがいい

綺麗とかしっかりとか、信頼に足る映像を目指すなら、ある一定のルール・決め事があって、閲覧者にも何気に解るようになっていた方がよく、テロップにしても表示位置が決まっていて、Web業界におけるCSSのように、意味で色が変わる統一感があった方が、親切に違いありません。

世界がより身近になっている現代、観光立国を目指すうえでも、シンプルでかつ誰が見ても見やすくシンプルに、新鮮な絵を作っていく仕組みが映像ビジネスにも必要だということが解ります。

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