カメラマンが例えば写真を1日800枚撮影したとして、それをどう名前付けし、カテゴライズし、振り分けてお客さんや、お客さんのお客さんに見せていくかというワークフローはけっこう難易度が高かったりします。
それはカメラマンの所有するカメラ機材の問題で、色味が変わったり、スピードを求めるためJPEGで撮ったり、そもそも後から変更するこだわりがあるためRAW現像したかったり個性があるからです。
良い写真をセレクトして、閲覧者に見せる という 大項目だけの設計では、まさに現場が混乱するというのは、まさにこういうことです。
そもそも解像度はどうするか、現像するなら当日は特急料金だとか、いう人もいますので、それらの希望をまとめる作業というのは案外難しいことが解ります。
一方で明確に仕様が決まっていれば、それに従うだけというのは、簡単なことですが、自分たちでなぜどうしてを突き詰めていないから、やらされ感があり、結果的にイレギュラーな事象が起こったときに、それぞれの対応がブレてしまうことにつながります。
レギュレーション
というのはほんと難しく、上手く作るための秘訣は、結局、自身が作業を体験し、かつお客さんの目線になり、さらに閲覧者の立場になるという多方面からの視点が必要だということ。
つまり突き詰めれば、その業種を深くやらないと、提案ひとつとっても、伝わらない表面上のものにしかならないということを学んだ一日でした。そういう意味では四角というカタチは、安定性があり、搭載量も最大であり、合理性をもったものである一方で、四角四面に囚われると進まなくなる扱いづらい図形だなぁとふと思った次第です。