本ソフトの特徴はストーリーボード機能
あまり素材種類が少ない場合は、直接編集ソフトのタイムライン上でコンテンツを行き来させても、さほど作業量に変化はありません。
ただ、各種撮影機材の進化で、三脚を使わなくてもそれなりに安定した映像が撮影できるようになりました。水平をとってパン・チルトの素振りをした後、タイミングを見計らって撮影開始する従来と比べて圧倒的に撮影時間が短くなりました。ジンバル撮影やボディ手ぶれ補正などの恩恵で、様々な素材を短い時間で収録できるようになったのは間違いありません。
その一方で素材が劇的に増え、わずか数時間の撮影で収録時間が1時間になることも珍しくなくなりました。となると絵コンテなどないドキュメント、まさに無計画撮影の場合、先の編集ソフトのタイムライン上におもむろに素材を載せていくのは、編集時間のロスが多くなります。
このとき、Myncでのストーリーボード編集が役に立ちます。素材順序をダイナミックに変更するのもドラッグのみで、一覧性が良いのでそれなりにサクサク作業可能です。これをプレミアプロやファイナルカットプロ、エディウスなどの編集ソフト上でやると作業量が劇的に増えます。
つまり無駄時間が多くなります。これは設計図がないまま家をつくりはじめる工程に似ており、何度もやり直しの羽目にあうリスクを持っています。ちなみに大きなメリットはプロキシの作成作業が不要なこと、少なくてもレンダリングを無駄に過ごす時間なく、すぐに編集を開始できます。もっとも素材を取り込んだ直後は多少重い気がします。裏で何か走ってる??こっそりやっているような気がしますが・・・・
ということで、積極的にMyncのストーリーボード機能を使い倒していますが、複数素材のドラッグ先の目印がないことに気付きました。その対策として画面を眺めていると項目上に列を追加する機能を見つけました。まだ暫定的ですが、コメントなどを入力すれば目印になりそうです。 |