とにかくGFシリーズやGシリーズは追いかけていませんが、GHシリーズは初代から追いかけています。不思議とGH4だけがないのですが、4は不吉、いや4Kは過剰だったとスルーしていたら買うタイミングを逃しG7にしたというのが正解でしょうか。ほんとはお金がなかっただけ(笑)
GHシリーズの思い出
今やYoutuberに人気のPanasonic GHシリーズ。GH4が大人気ユーチューバーの瀬戸さんあたりから火がついて、一気に広がった感があります。あとはパナチューバー(Panasonocの一眼レフシリーズを使ったYoutubeコンテンツを作る人たちの総称?!)の底上げもあったと思います。
しかしLumix (ルミックス)女流一眼として登場したころの初代GH1を触った人は少ないと思いますが、ビデオとしてポテンシャルがあって未来への予感がプンプン匂っていました。ちょうど業務用VPの世界ではSONY Z1Jとかハイビジョンカメラが登場したころと重なっており、いわゆるビデオカメラは解像度は高くても暗い・ノイジー・重い・高い。つまり企業VPもやがては素子が大きくて綺麗、明るいこちらの流れになると確信し、中古でGH1と14-140mmのセットを6,7万で安く購入したのがスタートでした。
業務利用では転送レートが低い・ズームが出来ない指摘がありましたが、14-140初代はリングが滑らかでスムーズでした。そもそも納品はDVDでしたから解像度的にHD(1280*720)は十分な余力がありました。またファームウェアのカスタマイズを行うべくツールを作る猛者ユーザにメーカーが応えて、というか容認という状況でファームウェアデータを出すなど援護射撃をしてくれ、創世記ならではの高揚感とともに、ビジネス度合が高まりました。
とにかくその高転送レートでのファームウェア変更後、とくに24Pなどは十分使い物になった記憶があります。ちょうどその頃、あるきっかけで上場企業の大会優勝を目指すドキュメンタリー記録撮影を行うことになり、小さく相手に負担にならず、半年以上張り付いて出来た映像は、大変喜ばれました。そのお客様とは今でも長い付き合いになっていますから、鉄砲は早く手にするべきだと強く思いました。
あらためてズームはおかしいと気づいたのはこのころです。目がズームするわけでないのだから自然ではないのだと。
業務利用へ本格的に
ズームのこともありますが、人間の視点に近いステディカムにも憧れ、グライドカム2000を調達。GHシリーズとの相性が良く、まだ誰も使ってなかったブライダルシーンでも式の撮影や、プロフィールビデオ(あの当時はそんな言い方がなかった)製作披露して新郎新婦に大変喜ばれました。同席したスチルさんとかにはそれってビデオですか・・と何度も何度も聞かれて、これからこの世界が来る!と鼻息荒く言いましたが??ポカーンとされました。まぁ2010年のころでまだまだ早かったかもしれませんね。
標準レンズとしてメーカーから出されたものは正統派が多く、14-140などはビデオライクな味わいが強かったので、被写界深度の浅い単焦点14mmや、お財布に優しいマウント変換アダプター経由で、Canon NEW FDレンズ中古を何種類か購入し、ビデオでは味わえなかったフィルムライクなテイストに舌鼓をうった記憶はまだ鮮明に残っています。(CANONは昔は技術屋で今はあきんど という感じかも)
やがてGH2では女流一眼という名前をひっそり外して、その流れが進化し、ますます使えるようになってきました。ファームウェア改造といってたころはまさにGH2までの世界でしたが、新しいもの好きなやんちゃな人が新しい使い方とか、マルチカメラを全部Pana一眼でやるという流れも同時にできたように思えます。(GH2も中古で3万ぐらいなのでPanaさんには貢献したのは、GH3,GH5ぐらいか)
GH5の良いことろ
GH3が1080P(60P)をひっさげて出てきて初めて新品で購入し、昨日に至ります。でGH5の何がいいかと言われたら(というかジンバルが壊れた腹いせに、1日前に注文して本日到着して1時間触っただけですが)OLDレンズといわれるCanon NewFD(もう新しくないマウント)の手振れが、醜くなくなること。
従来は手振れ補正もない単焦点は、綺麗でも手振れが気になっていました。それがGH5でボディ内手振れ補正がされることで、気持ちいい手持ちが出来るようになったんです。これって革命です。
50mm(35mm換算で100mm)で試しましたが、良い感じでした。もちろん標準レンズの12-35は、ステディカムやジンバルがなくても歩けそうですね。きっとFHDサイズでスローにすればかっこいい絵が撮れるでしょう。
4K60P編集
そして気になっていた4K 60P(mp4,mov)編集も10万程度のノートPC(core i7 3世代CPU)でリアルタイム編集できたこと。まだ4:2:2 10bitは試していませんが、MacではFinal Cut Pro X、Windowsでは、EDIUS Pro 8で読み込み、編集可能とのことで、大丈夫でしょう。大体140Mbps周辺で記録されていました。
巷で噂されているフォーカス問題は多少感じるところはありますが、GH3と比べると問題なし どころか良くなっていますね。(まだ1日使ってませんが)
売れ行きに恐怖した4K60Pできない他社一眼メーカーしもべがネガキャンしてるのかと思ってしまいます。こちらもGH愛があってバイアスがかかってますが、温度とかで停止したり、30分停止して終わるカメラってありえない。(笑) 残念なことは、バッテリーがGH3と共通ですが、バッテリーグリップは共通でなかったこと。あとは週末、石光寺含め 3本の生中継本番に向けてマニュアルを読まねば・・・ |