生中継配信でのデュプリケーターの役割

スクリーンの2重出し、スイッチャーアウトからの2重出し、その仕組みの中に民生のデュプリケーターを数珠繋ぎ配置して、はたして無事配信できるか・・・というチャレンジの話です。HDMI1.4の次のHDMI2に対応しているスイッチャーならいけそう。

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市場が確立しているジャンルでは、業者もたくさんいて、予算がゴージャスなればなるほど、簡単に実現できることが多いと感じています。スタッフも最高、機材も最高級、時間のゆとりもあって、ギャラもあふれるほどある・・憧れる一方で、人の技術革新は生まれないなぁとぼんやり思ってみたりします。

これはテレビ局 vs 民間製作会社との対比を想像すると理解しやすいかもしれません。

写真 2017-04-21 13 51 33工夫が生まれる素地は、短い納期苦しい予算、体制の中、やりきるだけでなく、失敗しない工夫と、その上で新しいものを産んでいこうという気概から産まれるのだと確信しています。まさに組織や関係者全体が同じ方向を見て前に進む感じでしょうか。

写真 2017-04-21 13 52 33ネット生中継配信一つにしても高額な機材を1つ買えば、最初からほとんどが完成しており、セッティングも早く、機能も豊富。まさに時間とノウハウを買っているわけで、それなりに価値はあると思います。

その反面、ブラックボックスだけに予期せぬトラブルがあったらお手上げ、型にはまらないと 使えないし、マニュアル熟知してても独自操作は、他では役に立たない可能性があるということ。そしてメーカーとは金の切れ目が縁の切れ目だから、従来の生配信クオリティーが維持できない可能性もあります。

スクリーンショット (39)そもそもYoutubeの親であるGoogleの仕様が変わったらメーカーが改修してくれるまで何もできません。これは最近のマストドンの広がりにも似ている気がしています。そういえばYoutube Liveはついに1440pや4K(ベータ)が表示されていて、驚きました。ブルーレイとかもうメディアで囲い込む作戦は、無理でしょうね。H.265のファイルベースでしかないのかもしれません。

 

囲い込みに流されるか?

写真 2017-04-21 13 53 00TwitterやFacebook、Adobeなどクラウドサービス側に大事なデータを人質に取られ、金払えば使い・見られるが、ベンダー都合で仕様が変更され、小さい声には応えてくれず、個人情報流出トラブルにも対処がされず、将来にわたって書いた記事が残るかどうか補償もない使用許諾の世界にしかないという感じでしょうか。

 

 苦労は買ってでもしろという昔の人の意味がようやく解った様な気がします。補足しておくと、最先端技術を使う現場は、基本が出来ていないとそもそも使えないので、お金(金額面)だけで一刀両断にはできませんのであくまでも一般論です。

 

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