音を楽しむ=音楽

バリ島 ウブド 悪の化身 ランダ今日、偶然最終の訪問先になった赤の部屋。新大阪の先にあり、オーディオ歴45年の御仁のアトリエ。

この日、レコードからせっせと、CDに焼いていたところに連絡したようだ。

早速、電気を消して、ボリュームを40に上げる。私と席を交代し、チューニング専用シートと、目の前の雑誌の束に足を置く、その上で目をつぶることを進められた。
前回は30%の出来だったが、ようやく出来た という言葉を聴くまでもなく、市販のCDではない、素人耳にも目の前にバンドマンがいる以外考えられない音を奏でる。高価な真空管?

一番良い時代に作られたレコードマスターから丁寧にCD化された最高の音源ソースから出る音だそうだ。モノラル収録されたソニーローリンズや盲目の最後の津軽三味線奏者などの激レア作品、プチプチ音はたまらない。昔の楽曲は特に、スーパーオーディオやハイレゾが勝てることはないと断言できる。
マニュアルに書かれていない正規の配線を耳で感じ調整する。ボーズジャパンは知らず海外本社で答えが出るコアな質問だから、製造技術者と直接対話しているようだ。

まぁプリアンプ、メインアンプなど、プラスとアース?、よくわからない機械群の調整を耳で感じ取るのだから当然か。
最高を味わうため、ノイズの出る蛍光灯を消し、12万の真空管と3万の球の特性を使い分ける。

アンプの自作

アンプの自作

各コンセントに刺すケーブルも、曲げられないほど太いものに変わっているし、指す方向を謝ると音が悪いと、理解不能な言葉を仰せられる。
決して雑学王ではなく、音楽家自身の生活環境からその頃の政治的背景、スポンサー、一番油が乗っていた頃のレコード全体でその主を愛する。
誰かが音楽の絶対音感を持ち、本物を見極める才能の持ち主と、言ってたのがわかる。

幅も広い。クラシックからジャズ、ドラム缶の黒人音楽、バリ島音ガムラン楽、津軽三味線、山口百恵など音を真から楽しむ、まさに「音楽」。
自分は音楽を聴いたことがあるのか、ふと不安になった。^ ^

コメントを残す