iPhone 4Sで歩きながら聞く音楽の他に、週に一度、日経トレンディ Podcastニュースがあります。今回は、とても興味深いテーマだったので、抜粋します。
記憶力の高め方
歳をとると特に興味がない分野での記憶は、苦痛でしかありませんね。やはり脳ミソのロジックは、合理的だったということが解りました。
主題の通り、”記憶”は覚える瞬間ではなく、
- 使う時に記憶する。
- 思い出そうとした時に記憶する。
の大きく2種類だそうです。全部覚えていたら領域がパンクしますが、一時ワーク領域と、刻み込む領域を人間の行動から判別しているようです。(ほんとにいるのかその情報って・・)
血流の流れを計測実験したところ、手描き行為が、刻みこむために最大の成果があったようです。個人差はあるでしょうが、以下トピックを忘備録に。
- 無理に思い出すより、関連する引き出しが、たくさんあった方が良い
- 音楽など、匂い、風景、場所など、手掛かりが多い方が良い
- 呼吸と良い姿勢が、集中力アップさせる。
- 書く行為がもっとも良かった
- 黙読と書くなどの組合せ
- 音楽に合わせて聴く。(うるさい音楽の方があがった)
- テストをする行為も記憶力アップ。
- 事務所よりカフェの方が集中力があがった。
書く行為に関して
番組がいろんな業種の記憶力達人に取材したところ、例えば、青いペンで1枚のノートにいっぱい書き殴るのがいい。とても成果は上がるようで、インクがカラになるまでやる行為が今、受験生に受けてるようです。
また手書きの絵で和菓子を覚え、いっしょに由来、歴史も添える。また名所情報を手書きのした後、写真付きで電子化し二重化するなど、みなさん達人は手書きと関連情報を混在していることでした。
所 感
確かに短い英単語すら、ちょっと聞いただけでは、短期記憶領域に入るだけで、やがて忘れてしまいますね。脳に深く刻むには、本当に必要なものだけ ということで、先のメカニズムが働くというワケです。
脳神経は思い出せば思い出すほど太くなって、メッシュ状に他の記憶と繋ぎたがっていることは知っていましたから、リアルにつながりました。そして、最近ずっとこのブログでも頻出している、喫茶店での手書きの良さがあらためて裏付けられたということですね。
こりゃダメだ
面白かったのは、黙読と発声を中心とした学習は、どんどん進められるやり安さがある半面、記憶力は書くよりダメだったということ。聞くだけで覚えられる外国語学習プログラムは、だからダメなんでしょうか(笑)
そしてスマホやタブレットで、講義内容を写メする行為は、まさに長期記憶には入らないという点で愚の骨頂だということも解りました。
現代人はマルチでロスが多い
番組中でもありましたが、そもそも記憶力には集中力が必要ということで、現代はマルチタスクし過ぎて脳がハングアップしているとの指摘でした。
たしかに、女性はマルチタスクを家事でやりこなす凄さがありますが、男性は単純だから一つに集中した方が効率が良く、とくかく他をいったん休んで集中することが、記憶力や効率アップの秘訣だと感じた次第です。
記憶も病気も血流ですよ!