Edius6.5も使いながらEdius8も使う

windows10updateコンピュータープログラムの互換性というものは、ほんとやっかいな代物です。

※画像はWindows10へのアップグレードで0%で止まった図です。ネットワークパケットを見たらたまに動くのが解りますから、ハングアップしておらず停止判断がつきにくい。

 

開発費を吸収できるか

これはスマホのiOSしかり、Androidしかりです。ハードウェアの進化がなくなった今、無料であってもユーザはもうアップ不要!!と思っても、売るためには、セキュリティーや不具合修正とともに、ソフトウェアの機能向上でバージョンアップを図ります。(3rdベンダーのお気に入りソフトが使えなくなることもあります)

スマホは圧倒的売り上げで、ソフト開発費を無料にしても吸収できますが、通常はそうはいきません。とにかくハードをもたないソフト会社は、バージョンアップで儲けていないから、企業力が落ち、開発力が落ちた後でも、たいした機能アップでなくてもアップする残念なルーチンが必要になります。

これはデジタル一眼レフメーカーが、いまだ、少しづつ機能を小出しにして毎回、数十万円をぼったくる構造に似ています。(何人も泣いているカメラマンの墓標が・・)

 

ここで問題になるのが互換性

今回、クライアントが過去のテロップを編集して欲しいとの連絡があり。しかもそのプロジェクトはEdius7で作られたというのです。

EDIUS7で作られたプロジェクトファイルを、EDIUS6など低いバージョンから見ることは原則、出来ません。さらに個人的には7ではバンドルされなかったソフトが6.5にはあり、それを使用する映像も多いだけに、6.5をむやみにアップすることは出来ません。

 

買収後 対応が悪くなる

REXシリーズからある種、育てていったともいえる編集ソフトEdiusが法人や大手にしか興味のない企業に身売りされてから、機能アップのないバージョンアップや、購入時のインストールトラブルであっても、翌日以降の返答など、ユーザサポートその他、神戸ならではの素敵対応がなくなり、だんだんとお粗末になってきました。

64ビット化を目玉にしたせいか、6.5でバンドルされていた3rdベンダーのソフトがいっせいに使えなくなるため、当方、最新版は見送っていた経緯があります。

しかし欲しくなくても買い続けてくれたユーザをよそに、あきらかにお金集めの大号令「激安大奉仕の乗換え版(バージョンまたぎOK)」が期間限定で出たため、4Kや新規格サポートなどの万が一を考え、8だけは購入していました。(誘惑に負けました)

 

6.5と8の共存

今回のやり方として、簡単にスイッチできるSSD運用に絞ることにしました。双方Windows7には対応しています。

同じ内容をクローンし、その後、片側を最新にするというものです。万が一使いたい機能がなかったりすると、前のSSDにがっちゃんこすれば2分程度で、入れ替えし何もなかったように動かすことが出来ます。

この運用は、生中継時にPC側のディスクトラブルがあった際の二重化運用手段として使えますので、結果オーライというわけです。

WORDの旧バージョンであっても新バージョンを読み取れるプラグインが出せるのだから、せめて簡易な部分だけでも互換をお願いしたいものですね。

蛇足ですが、Windows10へのアップグレードに失敗する場合はこちらが参考になります

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