浅野内匠頭 終焉の地

忠臣蔵を知らない人もいるでしょう

写真 2016-02-28 17 17 27しかし播州赤穂の人間としては、泉岳寺の他といえば、ここに来ないと話になりません。というのは建前でして、恥ずかしい話、まったく知りませんでした。

偶然、東京マラソンのコース上にあって、初めて知った驚いた次第です。近くを通った時に、無視するなと旧藩主に呼ばれたのかもしれませんね。

 

武士道精神と志

写真 2016-02-28 9 46 47幕末後、廃藩置県世襲性のない県知事制度以降藩主のために一所懸命(一生懸命の前、武士はその地)に働いていた藩士たち税収金づくり一か所で行われるようになって、次第に薄れていった武士道精神ですが、政治家含め、企業、個人と、それぞれが自分や自分達だけのことだけを考え、動き、纏まりがない今の時代だからこそ、思い出すべき精神があるように思えます。

そんな中、切腹前の歌とともに、季語であるサクラが隣に置かれていて、江戸時代に起こったことを今も言い伝えてくれるのは、やはり事件が起こった場所ならではのこと。とても嬉しく思います。外人さんには??でしょうが。

写真 2016-02-28 17 18 57現代において、完全ではないものの、我々のような一般人には言論の自由が広がり、安倍総理がどうのこうの、原発再稼働反対、沖縄問題けしからんなど、御上に物申すということは、さほど問題がなくなりましたが、当時はとにかく命がけでした。

主君の仇を討つ というと聞こえがいいですが、現代風にしたらどうでしょう。社長があらぬ罪を国や他の企業に着せられ、法律で処罰される。納得いかない部下たちが、自分たちの家庭、家族を捨てて、仕事も捨てる。何年間もその法律の誤りを信じて、運動してなんとか勝訴する。正義は勝ちとったが金銭的見返りはなく、失ったものは何も戻らず将来は見えない。

 

やらねばならぬことがある

話が飛びすぎでもう原型をとどめていませんが、死ぬ覚悟で と言葉でいうのは簡単ですが、100%自ら死ぬことが解っている方向に向かう人の美しさとはかなさを、この地でしんみり感じた次第です。

真に美しいもの–> 人の心を打つ=お金をかけて出来るものでない

辞世の句
「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん」

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