昔はPCが40万,50万と高価でありました。
ですからお金を貯めて、じっくりタイミングを見極め、自作などでコストを抑えながらも高速なデスクトップPC1台を調達(製作)、そのマシンに仕事を全部やらせたのは当然のことでした。
一方でウィンドウという概念が出て、シングルタスクからマルチタスクにMacやWindowsOSが対応、さらに今では複数モニターへの出力も難なくこなせます。
しかし、FHD画質の動画レンダリングはそれなりに負荷が高いので、複数作業をさせるのは、CPU切替の内部処理を考えるとかえって非効率です。特に昨日の記事のように、ファイルサイズを究極まで抑えるため、ビットレートを低く、高解像度を維持させる作業、DVD(MPEG2形式)へ2パス エンコード処理などには、PC能力を100%引き出すソフトを使うのが常ですから。
待ち時間を効率体に
一方で日々仕事が溜まりがちな人間としては、PCのレンダリングを待つだけなのは、時間のロス。
となると どうするか。参照系のiPadやAndroidではなく、現代は制作系のWindowsタブレットさえ数万台で手に入る時代。であれば、待っている間、デザイン作業など、こちらで作業できるというものです。クラウドのおかげでデータは共有エリア。ネットがあれば端末間もスムーズ。
偶然見つけた方法
設置スペースさえもレンダリングしているノートPCのモニターに、タブレットをもたれさせれば、ほぼスペース占領はなく、しかも2種類の作業ができるというものです。
マルチコアという1CPUの中にたくさんのCPUを詰め込むシステムもありますが、結局は回線やデータの通路、画面はひとつ。トラブルひとつですべてが止まる。
企業のホストコンピューターやスーパーコンピューターは別として、庶民マルチタスクの先にあるものは、タッチタブレットを100枚並べて、CPU独立のマルチモニターに、さまざまな処理させるというような、省スペース&省電力をひっさげたものかもしれません。
ちょっぴりPCの未来を垣間見たような気がします。