レンダリング中のマルチ作業

昔はPCが40万,50万と高価でありました。
写真 2016-02-20 16 40 11ですからお金を貯めて、じっくりタイミングを見極め、自作などでコストを抑えながら速なデスクトップPC1台を調達(製作)、そのマシンに仕事を全部やらせたのは当然のことでした。

一方でウィンドウという概念が出て、シングルタスクからマルチタスクにMacやWindowsOSが対応、さらに今では複数モニターへの出力も難なくこなせます。

しかし、FHD画質の動画レンダリングはそれなりに負荷が高いので、複数作業をさせるのは、CPU切替の内部処理を考えるとかえって非効率です。特に昨日の記事のように、ファイルサイズを究極まで抑えるため、ビットレートを低く、高解像度を維持させる作業、DVD(MPEG2形式)へ2パス エンコード処理などには、PC能力を100%引き出すソフトを使うのが常ですから。

 

待ち時間を効率体に

一方で日々仕事が溜まりがちな人間としては、PCのレンダリングを待つだけなのは、時間のロス。

となると どうするか。参照系のiPadやAndroidではなく、現代は制作系のWindowsタブレットさえ数万台で手に入る時代。であれば、待っている間、デザイン作業など、こちらで作業できるというものです。クラウドのおかげでデータは共有エリア。ネットがあれば端末間もスムーズ。

 

偶然見つけた方法

写真 2016-02-20 16 40 37設置スペースさえもレンダリングしているノートPCのモニターに、タブレットをもたれさせれば、ほぼスペース占領はなく、しかも2種類の作業ができるというものです。

マルチコアという1CPUの中にたくさんのCPUを詰め込むシステムもありますが、結局は回線やデータの通路、画面はひとつ。トラブルひとつですべてが止まる。

企業のホストコンピュータースーパーコンピューターは別として、庶民マルチタスクの先にあるものは、タッチタブレットを100枚並べて、CPU独立のマルチモニターに、さまざまな処理させるというような、省スペース&省電力をひっさげたものかもしれません。

ちょっぴりPCの未来を垣間見たような気がします。

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