今年も恒例の保育所さんの生活発表会の映像編集をしています。毎回悩ましいのが、3カメの映像編集の仕上げ、オーサリングに関して。
ご両親としては、大切なわが子の記念すべき映像記録ですから、ジャケットを作り、色あせない、水にも強い高品質な表面印刷を施して納品します。
*写真はまったく無関係(笑)
問題は円盤に入れる映像クオリティ
DVDはご承知の通り、一般的に2時間まで収められるとしています。
しかし別の日に年少さん、年長さんの発表があり、それぞれは1時間ちょっとと、DVDの制約を超えることはありません。しかしお子様が年少、年長さん、それぞれにおられる方もおられ、費用のご負担も考えて、集約したほうが見やすいと判断し、1枚に設計しています。
しかし年々、内容が濃くなって、気がつくと、合計で3時間にどうしてもなってしまいます。
画質の計算
VHSでおなじみの三倍速という名の、画質を落とせば、たとえば今回なら半分に落とせば、もちろん4時間まで1枚に入る計算になります。勘違いされるかたもおられますが、DVDの規格内でも転送レートを落とせば、画質はともかく、何時間でも入ります。
MPEG1の最高画質で計算
MPEG-1(352*240) : ビデオビットレート1.856Mbps以下が規格なので、音声をMPEG-1 Audio Layer2でビットレート64Kbps,Stereoで、足し算すると1.981Mbps。
DVD4.7GBですが、メニューや制御情報を差し引くと、4.2GBと仮定。
計算があっていれば(笑)4.2GB=4300MB=34,400Mb
34,400Mb/1.98Mb/s=17374s=4.82時間
という計算になります。
もっと転送レートを低くすれば、6時間でもはいるという計算になりますね。
DVDにブルーレイ画質
そして圧縮をMPEG2ではなく、AVCHDにすれば、ブルーレイ(形式、画質)をDVDの媒体に保存することも可能です。ただしこの場合は、PCと一部のプレーヤーしか再生できなくなりますので、汎用性が落ちますが。
TMPEGEnc Authoring Works5
上記ソフトのヘルプを見ると、DVD-Video 規格では、映像と音声ファイル、DVD-Videoの最終的な合計ビットレートを 10.08Mbps までと規定しています。本ソフトでは、約 9.8Mbps を限界値として扱います。
DVD-R (DVD-Recordableの略)などの記録用 DVD ディスクの規格のほか、ディスクの片面の記録層を二層化し、それぞれの層にデータを記録する規格が登場しています。
1つの層に 4.7GB、2層合わせて 8.5GB までデータを記録できます。
考 察
しかし、DVDの2倍速はやる場合があるとはいえ、お一人の公演会が一般的。今回はとくに記念になるだけに、画質を落とせば落とすほど、今のハイビジョンTVで見たときのショックは大きくなることが予想されます。
画面に40人ぐらいが入って合唱するシーンは、さすがに転送レートが低いと、醜い映像になります。そのシーンは転送レートを高くする必要がありそうです。
もちろんデュアルレイヤーにすれば実現可能ですが、予算の関係でなんとも苦しいところです。
| さぁどうなるか、高価なエンコーダーがあれば楽なのかもしれませんが、技術と時間を駆使して、落としどころを見つけるしかなさそうです。もうエンジニアの領域ですね。(笑)
いや、こういう分野だからこそ、FHDの高画質をファイル化し、ネットやUSBチップなどで保存頂く文化になってゆくだろうと思います。 |