タッチパネルで直感的に拡大や縮小が簡単。そして一画面をフルに利用可能。まさにシングルアプリ文化は、スマホ発展させた原動力です。
しかし恐ろしいほどの技術スピードでCPU性能やグラフィック性能が急速に上がり、さらにタブレットを生み出すまで広がったタッチ文化の流れ。当時のコンセプトを超える進化に対して、スマホ向けのOSを多少いじったタブレットOSは、色あせて見え、欲求不満が見えてきました。
アップルのスティーブジョブズが生み出したといえるスマートフォン業界。彼が亡くなった今、時計とか大きなタブレットとか、売上も好調でいろいろ広がっている反面、迷走しているかのようにも思えます。iPadやiPhoneも旧モデル含めて複数モデルを併売し、潔く切って次に進んだ方針から、守りの文化に舞い戻ったような印象。(おしりポケットに入らない、ラクラクホン スマホは不要だけど)
Microsoftの逆襲
なんだかんだトロトロしているうちにWindowsが追いついてきて、本来の便利さはそのままで、軽くなったOSをひっさげ、タブレットでそれを実現し始めました。
新OSでは、iPad mini4やiPad Air2だけが二画面でリアル作業できるとか、iPad Proを買ったら、もっと高性能だよと いう話はさておき。(iPad Proは魅力ではあるけれど10万以上もするし、冷静に考えると あの大型はやはりいらない。どうせ2画面だし。買えないこともあるけれど。笑)
Surface Proの成功を見ても、PCが出来ていたことは、ほとんどタブレットでも代価できるようになったんだと確信が持てます。(性能面だけみると、うちの3年前の映像編集用ノートPCの半分にもいかないけれどバッテリーのもちは優秀)
とにかくPCで体験したマルチウィンドウが可能になってくると、とくかくウィンドウが2つなんか少なすぎます。
マップで地図を見ながら、ドキュメントを眺めながら、写真を編集しながら、プレゼン資料に落とし込むには、最低4つのタスクが必要です。
タスク切り替えしながら、とか、バックグラウンドで切り替えしながら、なら出来ると言われても、切り替えが面倒なんです。(小さくても表示したい)
じゃあ何がいいの
となると、あとはちょうどいいサイズのタブレットが出ればいいのですが、個人的にちょうどいいサイズのタブレットって、iPad miniなんですね。
ということで、iPad miniの皮をかぶったSurface Pro miniもどき。USB3も過去のWinsdows資産も動き、5画面も6画面も起動しながら、便利に使えております。処理中はiOSに戻り、Webブラウジング。案外マルチOS、一画面がいいのかもしれません。(ネット経由で近くにあるバッテリー駆動のLiva PCにアクセスしているだけです。念のため)
そう思っていたら、インテルから面白い機器がアメリカで発売されたようです。Use Windows 10 on your iPad. という記述があって、iPadやiPhoneの専用アプリを入れて、この機器にドッキングさせれば、Windows10が走らせる魅力的なハード。
スティック型のコンピューターは画面がないと何もできないので、案外これが正解かもしれませんね。もうちょっとCPU性能が良ければなぁ。
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