前回の記事では、生配信してしまった情報に誤りがあった場合、テロップで対応するひとつの方法をご紹介しました。
一方で携帯電話などプライベートな電話番号が映り込んでしまい、そこをぼかしたいという要望があった場合はどうでしょうか??
生放送 もう一方の雄であるUstreamの場合は、手も足もでませんが、Youtubeでは手があるような気がします。ということでどうするのが一番いいか悩んでみました。
機能はまだなし
結論として、自由にぼかしたりといった機能はまだないようです。自動での人物のぼかしなどの機能はあるものの、Youtube上ではそれ以外には全体のカラーやコントラストなどの色味変更はできても部分的なぼかしは出来ないようで、実質はカットしか手段はないように思えます。
アノテーションは可能ですが、あくまでも上から被せているだけなので、スマホやタブレットで見た場合は、アノテーションそのものが見えないから意味がありません。
苦しいですが、同じ尺の映像を作って、Youtubeエディターを使って、映像同士を繋げるという手段もあります。
実は今回のスマホしたいねんで、iPhoneの番号を公開してしまいました。まぁ仕事に使っている電話なので、別にみられてもどうということはありませんが、やはり本気の現場でこんなケースはありそうなので、ぜひともサポートしてもらえるとうれしいです。
教訓と未来のセキュリティー合戦について
ちなみに、ログイン画面などでパスワード欄は確かに*(アスタリスク)マークが出るものの、少し遅れて表示されるので、丸見えになってしまいます。この部分にも注意が必要だと思います。
今回の教訓としては、
- 万が一の画面切り替えを用意しておく(工事中など)
- ぼかし画像を用意しておいて、ログイン時やプライバシー系の見せたくないものが表示される前に表示しておく。
- 声用にピー音を用意し常に右手を添えておく
- 事前に一通りの流れをリハーサルする
相変わらず知人、友人からLINEが乗っ取られて、パスワードが変えられてあきらめたとか、Gmailのデータがすべてなくなった、とかセキュリティーにまつわるトラブルを多く耳にします。
銀行などは、鉄道会社のペースメーカー同様、なんかあったときの個人責任を強調すべく、恐ろしいほどの文字条件を出してきて強制的にパスワードを変更させることが増えましたが、たったそれぐらいの桁数では、どうしようもないと思います。既に不便極まりなくなってきたことを考えると、数年後が恐ろしい...
そもそもクレジットカード番号なんかは数十円まで価値が下がったとの話もあり、それよりも人のネットワークを一網打尽にして商売ネタになりえるLINEやFacebookといったソーシャルネットワークIDがひとつあたり数万円とも言われる時代が到来して、自分だけが気を付けていてもどうしようもない大変な時代になったことを実感しています。
LINEで振込詐欺も生、Facebookでののっとり&友達偽装もほぼ生に近いスピードでメッセージが拡散・・・
いやはや生はプラスとマイナスを深くえぐりながら時代を前に進めています。IP V6やBluetooth4.2など身近なものがすべてIPアドレスを持つ時代、いったいどんな未来がやってくるのでしょう。 |