「はう」という 映画を観た

先日の映画の日に観たもう一本の話。

感想を書き忘れたので忘れないうちに・・・

平日とはいえ、開始5分前でまさかの映画館ただ一人?と思ってたら結果的に4人になってホッとした記憶があります。

木曜日 夜の9:20から11:30近くの上映時間だったから?、映画のタイトルやイメージにパンチ力がなかったから?私が邦画を応援しようと思ってアクションを避けただけの理由で入ったのも変だけれど、やはりペットモノ?だったからか、インパクトが少なくて人が少なかったのかもしれません。

結果的には、後味は悪くないけれど。

そう、悪くはないけれど、説明しすぎて?いや説明が必要なところが少なすぎたり、有名人が、多く出過ぎて?消化不良というか、それぞれを細かく急いで物語を完結させて次に行くスタイルだったから、何とも統合力にかけてる用にも思えるし、チグハグな感じも受けた。

 

なにせ目頭が熱くなる脚本のうまさは微塵も感じられなかった。

これは出演者が素朴だったからか、設定が役所の人だったからか、ヒロインの池田エライザが縁起が下手?でそもそも女優じゃない?(失礼)からか解りません。

そして、ほんわかしてる映画だと思ったら、迫力が足らないと言われたのか、急にアクションシーンが過激になって血液が多数出てきて 描写がエグいオカルトになったり「はう」のスローな回帰シーンが何度か出てきて、変な空気を醸し出した。

個人的には逆の、犬視点で飼い主の笑顔がこだまするシーンには違和感があった。犬視点が一度もなかったのに、急に飼い主がスローで近づいても困る・・・・

もっとも、福島の原発社会問題に触れたり、商店街の寂れた中頑張ってる人だったり、元飼い主が現れて懺悔したり、それなりに描写したかったことは理解できたように思えるけれど、有名人多数の起用がかえってそれぞれについた役者の色が消せるほどの時間がなく、損している風にも思える。むしろ無名な役者の方が・・・・

エンディング含めて音楽にも有名人が関わっていたけれど、やはり統合力が感じられない、まとまりがない感じ。時間がなかったんだろうと思いつつ、まぁ映画を作ったことがない人間が偉そうなことを言える立場があるわけでもなく、あくまでも素人との超個人的な感想ということでご勘弁ください。

 

そういえばあらためて思い出すと

あの巨大な図体が峠道の暴走車を追いかける犬は本物だったのだろうか。ひょっとするとCG?!ぬいぐるみ?にも見えた主人公と、なつっこさ。

ハウというタイトルの意味は、もちろん犬の名前だけれど、はっきり言えない彼と対面した相手に対して、あんたはどうする?という人々への問いなんだと思うけど・・・

最後は少し想像を裏切る形であったけれど、最初の課題だけは克服した理想のハウになったのかもしれない。

 

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