通販で映像屋さんが絡める要素

通販に関わっている映像マンはいるだろうか。

通販でPR用DVDを梱包

商品のVP(ビデオパッケージ、なんか古い)でくくるとすべて入ってしまうが、分解してみた。

  • 会社や事業、店舗の紹介(人物含む)
  • 商品やサービスの紹介(人物含む)
  • イベント記録(服飾関連ならファッションショーイベント、その他顧客との感謝祭など)
  • お店の情報発信支援(Youtube動画、Ustream番組支援等)
  • 購入者向けの使い方マニュアル(お礼のビデオレターのようなもの)
  • 新商品開発ストーリー(顧客座談会など)

本当は業種ごとに列挙しきれないほど存在し、多岐にわたるだろう。

 

お手軽な映像制作へ

一昔、映像が高嶺の花だった時代があった。この時代の映像制作は、役所や大手企業の年度末の予算消化の比重が高く、大掛かりな分、良質なコンテンツも多い。しかし、VHSなど媒体が限られ、大量にコピーされる用途はまれだった。つまりVHSの肥やしになりがちだった映像は、コストパフォーマンスは最悪だった。

それがDVDになり、Youtubeなどネットでシェアできるようになった途端、二次利用が意識され、幅広く使えるツールに進化した。つまり写真のようにメールやFacebookに添付されるファイルになったのだ。商業映像の代表である映画も、上映収益単体から、DVD販売やそれ以降含めたトータルシステムで、費用を回収するシステムになった。

同時に、映像制作のコストが下がり、お手軽になった。

そして現代。映像を制作するという単体の提案では、よほどでない限り魅力的には響かず、デジタルサイネージや、イベントとの連携、コスト低減や、集客含めた広報など、イメージアップと説明に加え、多彩なモザイク状の入り組んだ提案が必要とされている(複雑なものに惑わされている)ように思える。

新商品発表会などのUstream中継などは主たる業務=映像屋さんの独壇場のように思えるが、やはり照明やブース設営などイベント屋さんや、音響も加わるため、結局、広告代理店のテリトリーになるのかもしれない。直だと圧倒的に安く、映像のプロとして斬新で参加者が楽しめるものを提案出来るのだけれども...残念である。

 

通販でのひとつの手法

通販の発送商品にPR用DVD

その一方で、通販では身近な使い方がまだまだ残されていると感じたので紹介する。

手前味噌ではあるが当社の通販 酵素洗浄液。先日の座談会の様子や、分解映像(数種類)、資材メーカーの声、歯科業界での利用の声など、様々な映像を即座にDVDにメニュー化、お客様に届ける商品に添付できる。

Youtubeを見ればわかるだろう と思いきや、若者はそうかもしれないが、案外、高齢者は、自宅のテレビに映ったものへの信仰が強いように思える。そもそもWebを駆使するのはごく一部だ。

ということで、箱を開けたらDVD という手法は面白いのではと思った次第である。特に使い方マニュアル的なものを、最新の情報で纏める。きっちり作りこまなくても、プロなら要素を絞ることが出来るはずだ。

自慢げに 映像がいいよという業者に限って、ものを売った経験がなかったりする。右から左だけで役割をこなさず、実制作費用が枯渇してしまうぐらい間を抜く業者もある。これでは信じた企業はかわいそうだ。少なくとも、当社としては、こうやって自社の商品で効果を試すことで、映像のノウハウを蓄積し、やがてくるネット通販業者向けのサービスを温めようと思う。

 

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