誰が何と言おうと 神様は近くにいたことを確信!

しかも、人間のボディを持ってその辺に。

というか、いた!

働き出してから60年間、毎朝6時に起きて 車を繰り出し、21時まで調達した野菜、果物を販売する。お得意先に荷を運んだあとは、路上で販売。何時間置きに数か所を移動する。

もちろん八百屋といっても一部魚屋もしてるので、自分の畑から収穫したり、仕入れたり、包丁を研いだり、まな板を洗ったり、広大な土地で畑を耕したりやることは膨大で、だいたい ふとんに入れるのは朝1時という。

身体は健康そのもの。大腸検査でポリープが見つかったというが、手術前に私としゃべって手術はやめにしてから今も健康そのものという。

写真 2017-12-29 12 20 44今日は巨大なヒラメがあるとのことで、自分へのご褒美と思い奮発して刺身を発注。

すると、20分の工程を話をしながらも要領よく魚を綺麗にさばいてゆく。当然やってくるお客をチラ見して、プレゼンを怠らない。今日はこの20分以内に3人が物を買った。80歳?近い年齢には到底思えない。ざっと見ただけで100品以上ある山積みの車の中にある商品全てが在庫や調達価格、すべてが頭の中に入っているというから驚きだ。業界特有だそうだが、にしてもすごい。

休みを聞くと、どうやらなさそうだ。そもそも畑をやってるから1/1から植えつけすれば、美味しいものが実るという。

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菩薩に近い人?

かつて師匠が、悟りの極致に至った人は、その姿かたちで威圧感を与えない人と教えてくれた。成功で肩で風切ったり、偉そうに講演したりメディアで自慢したりする人は、仮に悟ったのだとしても、1枚悟りで本当の悟りではない という。仏教的には脱落涅槃(だつらくねはん)であり、つまり上味噌はニオイがしないのと同様、どうみてもただの人の中にこそ、内に秘めたものを持っていて、それに気づく感性をもった人が触れたある瞬間に内面からにじんだ純粋さと、深さと慈悲が同居した言葉や学びがあふれだす

と同時に尊い職業の一つとして農家だと教わったことがあるが、これは自分で作って自分で食べるからだということだけれど、合わせると このおっちゃんは最上級クラスだ。手を見ると力の深さが解る気がする。

いつもあっていて、まぎれもなく神様に一番近い人と出会っていたことに気づいた。学ぶべき相手は案外灯台下暗し かもしれませんよ。

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