デジタルサイネージの難しさ

昨日の22時近くなって、ようやくディスプレイに表示されたという連絡が入りました。出先でモバイルPC1台を駆使しながら短いようで長かった格闘。何度かサイネージ映像は手がけましたが、今回は不思議な現象が起こって苦労しました。

 

mp4しか受け付けないシステム

写真 2017-11-01 20 31 44有りがちではあるもののもう一段階あるようで、他の映像含めて1ファイルに纏めてエンコードしたテストも、なぜか当社が製作した映像のみ再生されて、他が出てこないといった不思議。

フォーマットとかマニュアルといったものがないようで、元SEの血が騒ぎつつ、今まで流れていた実績あるファイルを入手。そのデータ解析するとなぜか24Pとなっているにも驚きつつ、じゃあということで24Pで仕上げた渾身のファイルが上記の通り再生されない。

写真 2017-11-01 20 34 19結果的には30Pに再エンコードしたらうまくいったようですが、愛用のプロ用エンコードツールでコンテナごと、うまくいった情報に合わせたというのに、さすが中国製?!は不思議な現象がおこるのですね。うまくいった方はマックの基本ツールでつくったという話だったから、たまたま上手くいったものの、それが怪しいファイルをつくっていたのかもしれません。

 

サイネージは誰がやるべき?!

写真 2017-11-01 20 35 42一度でもこういう現象を味わってしまうと、とても映像のプロでしか対応できないのではと思うわけで。いや映像のプロでも規格に詳しくない人も多く、先日はDVD用のMPEGファイルを30Mbpsでエンコードして送る人がいて(最大でも9Mbpsでしょう)、ダウンロードに難儀しました。

そうなるとシステムエンジニアか、と思いつつ、それでも規格を知らなければ無事再生できたとしても、無駄な転送レートやフレームレートチェンジをして、モニター負荷をアップさせ、カクカクさせたり、画像を悪くさせるリスクも見えました。

 2次利用ならあきらめもつきますが、とにかく全体を正しく知らなければ上手くいかない。つまり映像もITデータとなった限りは、撮影時から最適化できていなければ、予期せぬトラブルが起こるということは間違いないようです。

 

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