映像製作者にとって喜ぶべきこと
それは みんなが映像を始めること。大変さも必要さも伝わるから。ただし、映像技術部分はやはり専門家に任せてほしいし、伝えるノウハウも長年やっているから解っているはず・・・・と思いたいのですが・・
守破離(しゅ・は・り)ではないけれど、そんな状況が少しづつ変化してきたような気がします。つまり、映像業界と関係ない分野でみんなの映像クオリティー底上げがされている気がするのです。
ブライダルでこそ生中継配信はとっくにやっていても可笑しくないはずが、本格的にやれているところはあまりないようで、やったとしても結構な金額になるようで、やはり失敗が許されない分野だと思い知らされます。(新郎が生中継主ならたたき切られるでしょうが)
しかし、ふとビジネス周辺を見渡せば、少しITをかじった人の方が、カメラおたくよりも合理性追及度が高く、より生産性を求めるがために発展し続ける現実が垣間見えます。映像+業種のプロだからこれは脅威です。
何度も記事にしていますが、ASCIIがYoutubeLiveを記事の上のエンベッドされた画面で行うようになって、かなり進化しています。かつては音が悪く、単一画面でしたが、現在は画質・音声はHD化し、PowerPointなどと組合せて計3画面のスイッチングに子画面も出来て、番組を作っています。
また、PC自作するメディアなんかは、機材を映像に映し込み、しゃべりながら自分たちでスイッチングを行い、失敗込みで閲覧者とコミュニケーションするコンテンツが成り立っています。
つまり、当初は専門家が入っていたかもしれませんが、もう完全に自社での週間配信ワークフローが出来上がっているのです。しかも生中継できる ということは、制作して配信する行為を既に凌駕しています。
この先映像業者は教育側に
この状況に映像業者や、テレビ業界はもっと焦るべきですが、相変わらずな気がします。さらに価格を下げて同業同士で潰し合う現実もありますし、広告代理店や局の下請けが、露出や社会貢献を餌に、小さな映像業者から無料で映像を提供させ、自分たちは製作すらせずにクライアントからぼったくって差分を得る構造は変わっていません。
20時ごろに下っ端から何度も電話があって、金額を示した瞬間、音沙汰がなくなる自己中心的活動(現象)は昨日も含めて、この2年間で6件は体験していますが、ほんとこりゃゆでガエルだなぁと他人事ではないように思います。
やはり体系づけて教えるノウハウ構築と、売れる映像の製作ノウハウを身に付けるべきだと思った次第です。 |
三志田さん
いつも有益な記事ありがとうございます。
そして、毎日楽しみに拝見させて頂いております。
>体系づけて教えるノウハウ構築と、売れる映像の製>作ノウハウを身に付けるべきだと思った次第です。
その通りですね。
参考になりました。
いつもコメントありがとうございます。
先輩に偉そうにすみません。
しかし今日もお客さんが海外工場で撮影した映像を編集したのですが、カット割りはダメでしたが、クオリティーは十分でした。
やはり撮影をするよりも、やり方を教えるべき時代になったのかと思います。それと全国カメラマンで合理的な撮影・編集・納品ワークフローを作ることこそ、進めていきたいと確信しました。頑張ります。