少し前ですが、3/1、サムスンのに行われたYoutube Liveを見ました。同社の起死回生、重要視する新商品発表イベントだけに、どんな生ライブが行 われるか、わくわくしながら手元のiPadに注目。
会場はとても広く、全面は１８０度近い、左右に広がるディスプレイで、オープニングから縦横無尽に光が交錯する映像を用い、次世代マシンをハイセンスに持ち上げる提案を思う存分展開出来ていたと思います。
閲覧数は不明ですが、かなりの人数が見ていたのではと思います。配信クオリティーはとても高く、開始前から繰り返し流れるCGは、ネット動画不向きな金色、流体、どろどろアニメーションを波状することなく披露していました。
マルチカメラのスイッチもとても自然で、アップルの２画面展開はほとんど多様せず、思い切って超シンプルにした１画面プレゼンと、横長に最適化された会場スクリーンに映し出すシンプル資料は、引いてみても視認性が高く、口角の絵が気持ちよかったです。大きなイメージ写真と一行の文字・・・みたく、さすが液晶の使い方が派手・・（笑）
もっともOSはGoogleのAndroidだけに、さほど内容を濃くしようがないこともあります。最高のとか、これまでにない、最高の美しさ といった聞き慣れた表現を言葉にされても、さほど大きな変化のないハードウェアの特徴では、仕方ないと思いました。ある種、若干持て余し気味に見えました。
構成に関して、スピーカーはトップや、役員４，５人が入れ替わり、それぞれ自分の担当を披露していました。ありふれた司会スタイルではなく、最初に出た英語堪能な女性が全体をリードする構成は、参考になりました。
人と人の間を埋めるのは映像。一方でコンセプト映像ばかりで、かつスピーカーが都度引っ込むこともあり、かえってテンポが悪くなるイメージもありました。
いずれにせよ、次世代の生中継を予感させるに十分のクオリティーであり、慣れない英語を必死で使うスピーカーをみて、さらに英語圏からほど遠く、プレゼンが下手な日本の企業を憂い、他人事でない恐れを感じました。
Samsung Galaxy Unpacked 2015 Livestream (Official Replay)
なぜか発表会後も配信は続いており、Youtuberも交えたトークショーに続いたのは斬新でした。第三者の目線で、Galaxyを評価していたように思えます。
amsung Galaxy Unpacked 2015 Talkshow Livestream (Replay)
にしても世界に向かってプレゼン出来ない社長や役員は、とても生きにくい時
代になったと感じています。だからこそ、日々、配信の練習をすべきだと強く
思った次第です。（まぁ、一人しゃべりにチューニングされた大企業CEOは
かっこ悪い気もしますが）