家の設計図同様、映像づくりの設計には、必ずシナリオが必要です。
それは関係者たちが集まって 最初の設計、打ち合せをスムーズにし、精度とクオリティの維持、製作者、クライアント、他関係者たちの思いが一致する様に、調整出来るからです。
ドキュメンタリーやライブ、予め決まったスタイルなら、いきなり撮影をするケースもまったくないわけでもないですが、やはり後戻りしないためにも、そんなはずじゃなかったとならないためにも、何が主目的で、何を達成したいか、どんな媒体でどのようなユーザに伝えたいかを、全体の共通認識として纏めることは大切なことです。
長い間、映像に関わった経験から、それが最短コースの手法であることは、間違いありません。
細かいほど精度が上がっていく
そしてそれは、細かければ細かいほど、参加者での打ち合せがより具体的になっていきます。
その前段階として、可能な限り 相手が映像初心者の場合でも、ある程度の年齢になれば、ほぼ下地づくりができる基板があるため、何らかのベースを作って頂きます。これが基礎、地固めの根本であり、打ち合せによってプロが洗練していきます。
媒体によっては、きっちり、秒数が決まっていることがあるので、やはり秒数も最優先で意識する必要がありますし、何よりも予算が豊富でなければ、合理的な撮影スタイルにしないと、後からどこかが被害をかぶることになります。
ということで、頂いたシナリオ案を、できる限り短い言葉と、声で聞いて理解できる言葉に丸めています。
余裕があればナレーション原稿に落して
それをAI音声でナレーションとし、簡単な図で映像編集すれば、伝わりやすい映像だけに 関係者が判断しやすいガイドになりますし、何よりも映像尺の設計に役立ちます。秒数が解るので溢れたら、もっと速く読んで詰め込むか、言葉を洗練させるか、とにかく設計がはかどります。
結局、映像製作の世界でも、ベテランと素人の違いは、ダンドリであり、完成までのスピード(実際の日数または、納得できた、スムーズにいったなどの印象)。いかに上流工程からお客様とネゴシエーションをとりながら、全員納得した上で、意識を合わせて、完成に落とし込めるかになるかと思います。
まさに和の精神、それぞれの役割をまっとうすることで、「異なるから事が成る」
いずれにせよ、相手によってはこのスタイルさえも変える必要があるし、過去サンプルを見せつつ、ユーザの好みを効率よく探る為にも、それなりに場数をこなした方がいいですね。

