3カメ4K リアルタイム編集を出先でやる。
実際は1台だけFHDながら、まさかこんな時代がくるとは思いませんでした。
もちろんバッテリー駆動でそれは無理な話ですが(M1 マックなら出来る?)、windowsなら十分な進化だと思います。
もちろんいつもの持ち運べるデスクトップPCに4K HDR表示も可能なタッチ14インチモバイルディスプレイも接続しているから、それなりに快適です。
何よりもマルチカムクリップ表示して、リアルタイム再生しながら、良い絵をセレクトするだけで、カットが決まってゆく。スイッチミスがあったとしても切れ目にマウスを近づけて左右動かすだけで微調整も可能。
色や明るさの統一だけ最初にやっておけば・・・でもなくて、後からでもカットした後のタイムラインをいじるのではなく、大本のマルチカムレイヤーで触れば,カットして細分化されようがされまいが、撮影単位で色編集ができるから,ほんと効率は極まった感があります。
これを無料で公開、配布しているブラックマジックデザインさんは、あたまおかしいレベルであり、多少の制限があるとはいえ(必要なら数万円でプロバージョンも購入可能でバージョンアップも永久?!)、大変お世話になったEDIUSではもう無理な領域まで到達していて、ソフトの進化にあるタイミングで切り替えて良かったと思っています。
以下、今回はiPhoneとNINJA Vでの収録映像とGH5のmp4映像を混ぜた事もあって、少し苦労したので、防備録として残しておきます。
解らない人にはなんのこっちゃでしょうが。
<苦労ポイント一覧>
・なぜか3カメのシンククリップがうまくいかないと思ったらNINJA V側が4ch保存になっていて、1,2chに音がなかった
ーー>Davinci Resolveで、素材を一気に選択して変更できるので1,2chは消して、3,4chを一つのステレオとして保存して再実施
ーー>ただし高機能なはずのSYNC(シンク)も一部うまくいかなかったので、個別に素材を絞って、シンク。それでもだめなものがあったので、結局、音声波形をベースに頭出しをやることに
・保存した後、Davinchでプロジェクタが読み込めなくなった。
ーー>ディスクアクセスの問題か、ダビンチが壊れた?!と思ったダビンチが定期的にサーバーにアクセスするアップデータ確認でトラブっていることがわかりました。
ーー>ネットを切断 または 再接続して DavinciResolve起動し新規プロジェクト作成、その後、右下のプロジェクト読み込みで,本プロジェクトを選択、無事起動成功。
*プロジェクトが壊れたのか、どうかが解らないのが辛いですね。過去に一度も壊れたことはない。
・iPhoneの4K映像を混ぜたことのトラブル?
PCのディスクにiPhoneから映像を送れなかった問題。これはiPhoneの設定を「無変換設定」にすれば無事いけたのは良かったのですが、次はファイル名がなぜかおかしい。別の2つのファイル名があるのに、同じ映像が出てきて私がパニックに。収録したはずでしかもiPhoneでは表示されるのに絵が出てこない
ーー>ファイルサイズも、転送後のものとiPhone内のものと異なり、それぞれが再生できるわけで・・・心底困った。セキュリティ対策か何か解りませんが、また何かブラックボックス的な処理を入れているのでは?とアップルを疑ってしまいます。
ーー>結局やったことは上書きしたら編集に変な影響が出たので,再度、別領域にファイルコピーし、一つづつ映像を見ていった。
<所 感>
iPhone上は映像は収録出来ているので、致命的ではないものの、iPhoneで撮影した長時間のイベント記録映像の取り回しは、気をつける必要があると学べた次第です。
またDavinciResolveにはとても便利なのが、マルチカムクリップというものがあって、複数サムネイル再生が出来てベストを選ぶだけ便利な機能があるのですが、上記オートで失敗した際には、手動で作るやり方があります。
これは仮のマルチカムクリップをダミーで作って、そこに強引に入れ込むことで可能になるというものです。編み出した技なので正規のやり方ではないと思いますが、案外便利です。また紹介できればと思います。
カメラだけの運用ならこんな苦労はありえないし、こちらの何かのミスかもしれませんが、防備録として記録しておきます。