ライブ映像上にiPadで文字入力

ipad_oekaki4ch HDMIスイッチャー LiveWedgeを使っていますが、ライブ現場でのスイッチング操作と長時間配信の両機能でほとんどトラブルを感じることはなく、概ねいい感じです。まれに本体が何も操作を受け付けないハングアップのようなことがありますが、大抵はネット関係のトラブルが起因しているようです。(少し待てば回復したり、そのまま終わってることもある)

 

LiveWedge概要

本体はスイッチャー機能を基本に、排他的にモニター機能配信機能と、録画機能を備えています。排他はCPU含め、何でも盛り込みすぎると販売価格が上がるということで、良い意味で割り切った設計思想になっています。

ブラックマジックが黒船で映像機材を安くしてくれていますが、品質に関してはいろんな問題が起こっているのも確かです。だからなおさら国産ベンチャーが作る機械はありがたいと思います。

 

最近サポートされたSDカード録画機能

SDカードに保存できるのはありがたいけれど、HD画質のため、録画機能はある種おまけ。本機の負荷を下げ、無用なトラブルを避けるためにも、プログラムアウトからのHDMIアウト映像は、流れ出るFHDに別のFHDレコーダーを装着し、保存するべきでしょう。

 

HDMIかSDIか

s-写真 2015-08-28 19 24 33民生用のHDMIは、ケーブル長や接続端子などの問題から業務用のSDI端子がない機器は敬遠されがちです。業務用カメラにはHDMI出力さえついていないものも、珍しくありません。

ライセンスがかかるから、無駄なものを落とすのは当然かも知れませんね。一方でHDMIは素人でも聞き慣れた言葉になりました。何よりも民生の機器の方が進化が早く、特にPCやスマホや、タブレットなどの汎用マシンがHDMIをサポートする時代ですから、便利至極です。

懸念されたHDMIは30m以上も伸びるようになった今、むしろSDIが混在する方が、変換で面倒だったりします。各チャンネルがスケーラー対応し、出力解像度に関係なく、統一されます(AUTOまたは設定値)。いろんなHDMI機器を接続出来ます。

 

LiveWedgeでライブ解説の擬似テスト

さて本題ですが、お天気や、サッカーの解説のような合成を考えてみました。さすがに表示画面上にペンで書くことは出来ませんが、擬似的にiPad上に文字を書いている状況を、合成してみました。

昔はこれをやりたくてAfterEffectsのペイント機能を駆使したことがありましたが、ライブで出せることを思ったら、進化ですねぇ。

ツール本体の操作画面も写ってしまいますが、ライブでなければ収録映像からカットすればいいだけです。

s-写真 2015-08-28 19 24 59いずれ、入力装置としてのiPadとペンのようなものが出てきて、カメラの映像スルー出力機能(F値やシャッタースピードなどの属性情報が表示されてしまうオンスクリーンディスプレイ OSDを切れる)が備わると、便利になるだろうと思います。

にしても、合成画像を動かせる(映像の一番後半 参照)ということは、アニメ的なことが出来るということ。たとえばロケットの絵を書いて、動かすところは手で大きくしたり左右にiPad上でドラッグするというアナログ的な手法が生きてくるような気がします。

映像は3倍速ぐらいにしています。

2 comments to “ライブ映像上にiPadで文字入力”

コメントを残す