何度かやっているもったいないから修復シリーズです。
やはり置き物でない限りは、ものは壊れるという印ですね。今回は、何年か愛用しているリュックのチャック。
チャックの機構
ご承知の通り、2レーンの細長い金具の集合体を、2レーンにかみ合った取っ手を引っ張ることで、1レーンにつむいでいく仕掛け。モノレールの乗り物の本体に、別の仕事までさせるみたく、すごい仕組みを良く考えたなぁと思います。男はトイレで要注意だけれども。(笑)
今回は、引っかかっているはずの取っ手の1レーンが外れてしまいました。恐らく原因は、片手で斜めに引っ張ったこと。
とはいえ、愛着があるリュック。10キロを超えるものを強引に入れ込んで、ショルダー部分が悲鳴をあげたとしても、しっかりブツをホールドし、第三者からの背負った見た目はともかく、壊れないほど頑丈かつ柔軟なリュックに仕上がっています。
だから少々のことで買い替えはもったいない。そう判断して、今回も修理方法を考えることにしました。チャックシステムを買いなおすとすると、さすがに裁縫技術がいるような気がしますし、時間がかかります。
なので、端っこでくくられた紐をほどき、脱線した取っ手を、2レーンに同時に噛ませる試行錯誤を何度かやってみようと基本方針を立てました。
うっかり忘れていたのですが、過去に外れたことがあったようで、手術跡がありました。(笑)
なので下手な裁縫部分を、はさみでカットするだけで、端っこの2レーンが出現、無事、元通りになりました。
といっても、端っこは、かみ合う部分がいがんでいるため、素早い開閉活動では再発の恐れがあります。なので、3/8ぐらいから開くよう糸で固定しました。
リュック色に近い黒の糸で仕上げたら、あまり目立つことがありません。ということで、例のビニール革靴(笑)と同様、無事復活したのでした。
教育に感謝
にしても、昔取った杵柄というか、小学生の時の裁縫道具と裁縫手順(技術とはいえない)はいまだ、役に立つことを思うと、なんの授業だったか忘れましたが、そのころの教育内容と先生に感謝至極です。
残念なことがあるとすれば
針に糸を通すスピード。というか目の老化。
もう無理じゃないかと何度も自信喪失し、先をはさみで鋭利にカットしたり、つばをつけて細くしては失敗を繰り返し、入ったと思ったら2本の1本、又裂け状態で再度やり直し、10分が経過したころ、もうダメと思った矢先に偶然に入った ということが毎回続いています。
捨てるのは一瞬、でも直せば一生使えるように頑丈になっていくのは、うれしい限りです。