空撮の技術が 地上に! 脳を使おう!

以前も書いたけれど、特機でしか出せなかった映像が、どんどんホビーの世界に近づいている。

地上で手ぶれ撮影がダサくなる?

18時の大阪城から安定飛行を支える複数のプロペラと制御チップ、重いカメラを持ち上げるパワフルな推進力、カメラ装着 3軸ジンバル による3方向ブレ修正機構、最大200m先の空撮映像を 720*480画質で届ける無線ユニット。そして、手元のラジコン用プロポを操作する貴方。

これらの技術が、空を飛ばす基本技術業界先駆者の80万円はするMoVi プロ業務用ですが、同じ 高精度分野で税込35万と安くなったみたい。コントロール精度0.02°というのが凄い気がする。(レールと比べてしまうと、デモは少しぶれているが)

MoViプロモーション

DJI RONIN 3軸ハンドヘルドジンバル

NHKと歴史博物館ヘリ上の揺れながらの 上空撮影は振動と横風と下からの風などのアオリがすごく、ブレずに安定した映像を送るニュース映像などでは、古くから有人カメラとヘリに固定されたマウントと、ジャイロが当然だった。

これを、人間不要で手元の安くて高画質なカメラで、バードビュー出来るというのは、例え20分も飛行出来ないとしても、やはり感動もの。もっとも規制がかかるまでは... (このところ世界の観光地などでは禁止される動きがあり、事故も多発していることから全世界で免許制になるのではと想像する。)

そしてその技術を地上で使うのだから、まさに鉄壁な構え。
セッティングがまだまだ、面倒に見えるけれど、上から下から、斜めからと、風に激弱いステディーカムよりは、汎用性が 高いといえる。

値段35万は はたして高いのか安いのか
また、本体だけで4.2Kgをどう考えるか

もっとも中華系?なら10万円もしないけれど。
http://www.came-tv.com/32bit-came7000-3-axis-gimbal-dslr-video-stabilizer-p-471.html

*性能比較はしていないし、所有していないので自己責任でお願いします。

 

業界とアマチュアの境で

数万円の一眼レフボディーに、
フィルムテイストを出す数千円で買える古いレンズ、
庶民に優しいSDカード、
そして末端 利用者にはライセンス不要なH264技術
低コストな編集ソフト、
誰しもが高画質を手に入れ、
後は情熱とPCと時間があれば
かなりの映像が編集出来るような時代がやってきた
はずが・・・・

いつの間にやら
4Kカメラに、
高価な専用レンズ、
高価な専用メディア、
汎用性のない独自業務用フォーマット、
高価な多機能 業務用スイッチャーに、
高価な専用配信機、
高価な編集機と、カラーグレーディング、
本記事で列挙した ネクスト ステディーカム、
空飛ぶ 業務用マルチコプター、

情熱だけのPC野郎には何もさせない
という勢いである。

 

もちろん、エンドユーザーは斬新でかっこいい映像を次々と目にする。いくらコストがかかっていようが関係ない。

そしてブライダルやVPにもすぐにやってくる。
リスクが高く、作業者は長生き出来ないだろう 結婚式エンドロール制作のような流れになるだろう。

やはり まだハードウェアベンダーが世の中を動かすのか、
またまた映像は、お金持ちだけのギアになってしまうのか。

そんなことはないはずだ。いずれにせよ、カメラマンや制作チームが泣くのは、業界の構図になっているのかもしれない。まぁ映画やCMなど大きな商いが絡むと仕方がないのかも。

やはり紙幣なんか使って差別化を図るより、無料で、かつどんどん進化する人間の脳みそを使ったコンテンツに力を入れよう! そしてお客さんと 繋がろう

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