外資依存の恐怖

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本日、アップルのスマートフォンiPhone6、iPhone6 Plusが販売された。
テレビや ネットなどあらゆるメディアで紹介されていて、恒例のカウントダウンを、表参道周辺のAppleStoreや、docomo、au、SoftBank各種キャリア前での画像が踊った。

この高度に進んだデジタル社会の今、例年以上に瞬時に動画、写真、インタビューが全世界に伝わった 気がする。そのひとつに、中国からiPhoneをぎっしり搭載した飛行機機内の写真が、請負う企業から出てきたことがある。

iPhone 6だけを20万台積み込んだ飛行機が中国から飛び立った(画像)

サプライチェーンのひとつをこうして情報統制しない理由は、もちろん広報活動だろう。5sの金の斧、や銀の斧が枯渇した販売ロスを2度と起こさないよう、十分な在庫を用意した一方で、Apple社のこの発売日にかける勢いと 焦りを感じる。

1日で 数百万人が購入したというニュースの一方で、この流れに不安・不信もある。個人的には iPhone4s以降、彼らの向く進化の方向性に興味を持たなくなってから久しく、スマートフォンに食指が動かないが、そんな人には思わぬ弊害の兆しがあったのだ。

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PC運用とと比べて、バッテリーや起動時間など、圧倒的に優位なタブレット。
現在、iPhone4sと合わせてiPad miniを使用しているが、ある時PCのバッテリー切れに意を決して、一部、エンタープライズ用途に使い出した。

特にKeynoteというPowerPointのMac版を多用するが、慣れるまではイライラが募ったものの、今ではなんとなく使えるようになった。しかし、今回、iOS8へのアップグレードをしていない上記端末で文書をアップし、Windows7でiCloudログインして、いつものようにWeb上でKeynote開こうと思ったら、エラーが出て使用できなくなった。

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かろうじて、PCを使用しなければ問題ないとわかったが、これには、すこし恐怖を感じた。今回、上記端末はギリギリ最新バージョンのOS無償アップグレードの権利を得たが、ディスク容量の問題や、さすがに最後尾世代の端末は重くなると、今回は見合わるつもりである。

しかしAndroidのバージョンがバラバラ同様、Appleがこの断片化(フラグメンテーションと呼ぶらしい)を嫌って、無理やり上げさせようとしている。

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機能が増えたり、スタイルが変わったから仕方ないという見方もあるが、ビジネスユーザーがこれを浴びさられると、とても使えたものでないと感じる。

つまり、アップグレードしたくないが、既存ファイルがAppleサイドにある場合、いつかどこかのシーンで、使えなくなる可能性があるんだ。

相手に肝心なところを握られるほど、恐ろしいことはない。特に外資企業は社員すら切捨てゴメンの 文化がまかり通っている。ほどほどに距離を置きながらを念頭に置こうと思った次第である。

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